入江悠監督「シュシュシュの娘」主役は福田沙紀! 吉岡睦雄、根矢涼香、井浦新らも出演
2020年9月24日 20:30
[映画.com ニュース] 入江悠監督がメガホンをとり、製作、脚本、編集も兼ねる自主映画「シュシュシュの娘(こ)」のキャストが発表され、福田沙紀、吉岡睦雄、根矢涼香、井浦新らが出演することがわかった。
同作は、入江監督が自己資金とクラウドファンディングの支援金のみで製作し、映画会社などによる出資・援助を受けない作品。キャスト情報は、本日24日に行われた生配信トークイベントで披露されたもの。2500人の応募者から、第1次、第2次、第3次審査を経て、出演者が決定し、9月末からの撮影に挑むことになった。
入江監督は、今回のキャスティングに関して「すべて私の独断です。有名も無名も関係なく、キャリアも関係なく、ただ最初は応募動機や意気込みだけを見させていただきました」と説明。「そして『なぜこの自主映画を一緒にやろうと思ったか』『ミニシアターを共に回れるか』を重視しました。最後は演技や表現力、そしてこの映画が求める役柄の声が聴こえてくるかで判断させていただきました。素晴らしいキャストが揃ったと思います。このメンバーで撮影へ全力で望みます。ぜひ完成をご期待ください」と話している。
主役・鴉丸未宇を演じる福田は「自主映画の制作のことを知り、以前、入江悠監督の映画を見た時に感じた高揚感が再び身体中を駆け巡り、此処だ、と。その勢いのまま今回オーディションに応募しました」と応募の経緯を明かす。「入江監督、キャスト・スタッフの皆さん、全国のミニシアターの皆さんの声、そして映画に対する熱い支援の声、一つ一つ積み重ねる『シュシュシュの娘』という映画作りを全力で挑み、未宇を生きたいと思います。そしてたくさんの方々と、全国のミニシアターでお会い出来る事を楽しみにしています!!!」と語っている。
準主役・司秋浩役の吉岡は「先に旅立って行ったあの人がいつもこっちを見ている気がする。僕の事なんかそんなに見んでもええのに……。ただただ銀幕で輝く事を願っていたあの人の目。ゴキブリみたいにしぶとく生きろ。もっと自由に。もっと鈍臭く。もっと遠くへ。恥と冷や汗をいっぱいかきながら頑張ろうと思います。スクリーンで会える日を心から楽しみにしています」と思いを述べる。
同じく準主役・丹治紗枝子役の根矢は「身動きが思うように取れない中でも『映画』は心を、やがて私達の足を歩かせてくれます。入江監督の作る映画にも監督ご自身の言葉にも、その力を強く感じます。いかに今まで自分が現場の熱や、映画館という場所に救われてきたかを痛感するこの数カ月間でした」と述懐。「入江組に加わり、作品と一緒に全国のミニシアターに恩返しできる日々を想像するだけでドキドキします」と胸中を吐露している。
間野幸次役として参加することになった井浦は「コロナの猛威が広がり始める初期段階から、全国のミニシアターに向けた入江監督の活動する姿に、励まされ勇気をいただいたひとりとして、自主映画をつくると知った時から何がなんでも、どんな形だろうと勝手に応援するぞ!という構えでいました」と告白。「今回ありがたいことに役をいただき入江組初参加。胸が高鳴っています。この想いを持って思いっきり監督に、作品に、ぶつかってゆきたいと思います!」とコメントを寄せている。
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