岩田剛典×新田真剣佑の初共演作 衝撃の“エンドロール”に導かれる特報完成&21年1月29日公開
2020年9月17日 06:00
[映画.com ニュース] 岩田剛典(「EXILE」「三代目J Soul Brothers」)と新田真剣佑の初共演映画「名も無き世界のエンドロール」が、2021年1月29日に公開されることが決定し、あわせて特報とティザービジュアルもお披露目。新たに柄本明、大友康平、石丸謙二郎らが参戦していることも発表された。
「第25回小説すばる新人賞」を受賞した行成薫氏の同名小説を、佐藤祐市監督(「ストロベリーナイト」「累 かさね」)が映画化。表と裏、ふたつの世界でのし上がる青年たちの“復讐”の物語を紡ぐ。岩田が殺人をもいとわない“闇の交渉屋”キダ、新田が会社経営者として表舞台を歩くマコトを演じ、深い絆で結ばれたバディを体現。山田杏奈が少年期にふたりと知り合う転校生・ヨッチ役、中村アンが政治家の令嬢で、トップモデルとして芸能界で活躍するリサ役で共演した。石丸はリサの父親で、大きな影響力を持つ政治家、大友はキダが裏社会に入るきっかけを作った自動車修理工場の社長、柄本は裏の世界で暗躍する組織のトップに扮している。
複雑な家庭環境で育ち、寂しさを抱えるキダとマコトは幼なじみ。同じ境遇のヨッチも加わり、3人は支え合いながら生きてきた。しかし、20歳の時に起こった“ある事件”をきっかけに、ヨッチはふたりの前から姿を消してしまう。そんなある日、住む世界の違う女性・リサが現れる。リサに異常な興味を持ったマコトは、彼女を食事に誘うが全く相手にされず、仕事を辞めてこつ然と姿を消してしまう。2年後、マコトを探すために裏の世界に潜りこんでいたキダは、貿易会社社長を務めるマコトと再会。そして迎えたクリスマスイブの夜、マコトはキダの力を借り、リサへのプロポーズを決行しようとする。それは、ふたりが10年の歳月を費やし企てた、日本中を巻き込む“ある壮大な計画”だった。
岩田がナレーションを務める特報の冒頭では、“名も無き世界”で仲間になったキダ&マコト&ヨッチが仲良くじゃれ合う回想シーンが展開。しかし雰囲気は一変し、キダとマコトのシリアスな表情が映し出されたかと思うと、「この物語には仕掛け(トリック)がある」というメッセージが現れる。ふたりが用意した、ラスト20分で描かれる衝撃の“エンドロール”へのカウントダウンが響く、緊張感あふれる映像に仕上がった。
ティザービジュアルは、現実感を欠いた薄紫色の空の下に、意味深な面持ちでたたずむキダとマコトをとらえている。「名も無き世界のエンドロール」は、21年1月29日から全国公開。
フォトギャラリー
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
第86回アカデミー作品賞受賞作。南部の農園に売られた黒人ソロモン・ノーサップが12年間の壮絶な奴隷生活をつづった伝記を、「SHAME シェイム」で注目を集めたスティーブ・マックイーン監督が映画化した人間ドラマ。1841年、奴隷制度が廃止される前のニューヨーク州サラトガ。自由証明書で認められた自由黒人で、白人の友人も多くいた黒人バイオリニストのソロモンは、愛する家族とともに幸せな生活を送っていたが、ある白人の裏切りによって拉致され、奴隷としてニューオーリンズの地へ売られてしまう。狂信的な選民主義者のエップスら白人たちの容赦ない差別と暴力に苦しめられながらも、ソロモンは決して尊厳を失うことはなかった。やがて12年の歳月が流れたある日、ソロモンは奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者バスと出会う。アカデミー賞では作品、監督ほか計9部門にノミネート。作品賞、助演女優賞、脚色賞の3部門を受賞した。
父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。