山田孝之らによる短編映画集「MIRRORLIAR FILMS」始動!安藤政信、志尊淳、柴咲コウ、水川あさみが監督初挑戦
2020年9月16日 18:00

[映画.com ニュース] 新プロジェクト「MIRRORLIAR FILMS(ミラーライアーフィルムズ)」の発表記者会見が9月16日、東京国際フォーラムで行われ、山田孝之、阿部進之介、伊藤主税氏(and pictures)、関根佑介氏(Fogg)、松田一輝氏(KOUEN)、小金澤剛康氏(イオンエンターテイメント)が出席した。
役者を目指す全ての人に「学び」と「チャンス」を提供するため、山田、阿部、伊藤らが発起人となり、2017年にスタートしたサービス「MIRRORLIAR」。今回のプロジェクトは、36人の映画監督による短編オムニバス映画の製作。24枠が著名人・映画監督、12枠が一般公募となっており「テーマ:変化」「尺は5~15分」「レイティングはPG12以下」「ビデオフォーマットは自由」。一般公募枠は製作時期を問わず、過去作の応募も可能で、最優秀作品賞には50万円、優秀賞には30万円、佳作には10万円の賞金が与えられる。応募締め切りは、2021年2月28日となっている。
(C)2021 MIRRORLIAR FILMS PROJECT4シーズンに分けて製作を行い、「1stシーズン」を21年夏に全国劇場公開(50館規模)。その後、シーズン2、3、4と3カ月ごとに公開。4シーズン公開後に映画祭を開催し、グランプリ作品には500万円の賞金が贈呈される。山田は「今はSNSやYouTubeを通じて、日常的に動画を世に出すというものが根付いている。そこにストーリー、設定、セリフを加えて撮ってみる――気軽に、身近に映画を撮るようになってほしい」と思いの丈を述べた。
この日は著名人・映画監督枠の12人が発表され、山田、阿部のほか、安藤政信、井樫彩、紀里谷和明、志尊淳、柴咲コウ、野崎浩貴、福永壮志、藤井道人、水川あさみ、山下敦弘が監督として参加することが判明。安藤、志尊、柴咲、水川とともに映画監督初挑戦となった阿部は「ワクワクしています」と胸中を吐露。「監督ではないからこそ撮れるものがあると思うんです。これまで培われたものが枠を作ってしまうことがあるはず。そういうものがない“俳優としての視点”で作品を作れたらいいなと。俳優の方々がたくさん参加されているので、個性豊かなラインナップになることを期待しています」と意欲を示した。
(C)2021 MIRRORLIAR FILMS PROJECT山田は「ゾッキ」での監督業初挑戦を振り返り「カメラの前にいる時と、後ろにいる時では見えるものや苦労が全然違うんです。監督初挑戦の皆さんには、それを感じてもらいたい。とてもワクワクしましたし、これから俳優をやっていくうえでも、監督としての立場、気持ちや苦労を知っておくのはとても大事。皆さんの“映画愛”がより強くなることを期待しています」と説明。自作のキャスティングについては「ざっくりとしたプランでは、僕とあの人というのがあったんですが…」と話しつつ、ある懸念が生じたようだ。
山田「他の参加監督から『孝之、出てよ』と言われることがありまして。それに全部答えていたら“山田だらけの映画祭”になってしまう(笑)。ちょっとバランスを考えないといけない。僕の作品では、別の監督をキャスティングしてやろうかなと。普段監督をされている方々が芝居をするのも面白いですよね」

阿部は「映画を撮ってみようと感じた瞬間から“映画監督”になると思っているんです。そういう仲間が増えることを、僕はとても楽しみにしています。『ちょっと携帯を使って撮ってみた!』という若い世代の方々には負けられないですし、刺激し合えたらいいなと思っています」とコメント。山田も同様、本プロジェクトに並々ならぬ情熱を注いでいるようだ。
山田「SNS、ブログ、YouTube、TikTok――表現のできる場が広がっています。人に話してみたいことをちょっとだけ我慢して、文字に起こし、短編を作ってみると、意外と面白いショートフィルムになるかもしれない。吐け口なのか、表現の仕方なのか、ポジティブでもネガティブでもいいんです。“出す場”として、ショートフィルムという存在が、もっと確立していけば面白くなるかもしれない。日頃から色々なものに目を向けて、撮ってみてください」
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