訴訟に発展した社会風刺コメディ「ボラット」の続編が極秘裏に製作か
2020年9月11日 11:00

[映画.com ニュース]英コメディ俳優サシャ・バロン・コーエンの出世作である「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」(2006)の続編が、すでに撮影されているばかりか、内覧試写が行われていると、米Colliderが報じている。
「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」は、カザフスタンのテレビレポーターのボラットがアメリカ横断旅行を敢行し、行く先々で文化的な衝突を繰り返すという社会風刺コメディ。ボラットを演じるコーエンがアポなしで体当たりロケをするドキュメンタリースタイルで撮影されているため、劇中で面目を潰された人々が数々の訴訟を起こしたことでも知られる。コーエンは当時無名の存在だったが、世界総興収2億6000万ドル超えの大ヒットを記録した。
愚かなキャラクターを演じることで相手から本音を引き出すコーエンの手法は、2009年製作の主演作「ブルーノ」や、自身が製作総指揮を務める米有料チャンネルSHOWTIMEの政治風刺番組「Who Is America(原題)」に引き継がれている。
最近、ボラットの格好をしたコーエンが映画撮影をしている姿が目撃されており、SNS上では「ボラット2(仮題)」の製作が行われているとの憶測が広まっていたが、情報筋によればすでに業界関係者向けの試写が行われているという。詳しい内容については明らかにされていないが、「ボラット2(仮題)」のプロジェクトが進行中であることは間違いないようだ。
「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」のゲリラ撮影が成功したのは、撮影当時コーエンやボラットというキャラクターがアメリカで無名だったためであり、いまとなっては続編を秘密裏に撮影するのは相当難しかったはずだ。どんな作品に仕上がっているのか、注目である。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

入国審査
【これめっちゃ面白かった】この2人、空港の入国審査で何時間も尋問される…一体なぜ? 衝撃の結末へ
提供:松竹

またピクサーが大傑作つくったんですか…
【大人がボロボロ泣く感動超大作】両親を失った主人公の再生。そのままの君が好きだよ。
提供:ディズニー

映画界を変える“究極の推し活”がある。
【革命的すぎてヤバい】大好きな俳優と映画を、まさかの方法でとことん応援できる!!
提供:フィリップ証券

ジュラシック・ワールド 復活の大地
【超絶パワーアップ】マジ最高だった!! 究極のスリル、圧倒的な感動、限界突破の興奮!!!
提供:東宝東和

何だこのむちゃくちゃ“刺さる”映画は!?
【尋常でなく期待してる】“命より大事な誰か”のためなら、自分の限界を超えられる。
提供:ディズニー