「ザ・バットマン」ロバート・パティンソンの新型コロナ陽性が映画界へ与える影響は?
2020年9月10日 08:00

[映画.com ニュース]マット・リーブス監督作「ザ・バットマン」に主演するロバート・パティンソンが新型コロナウイルスに感染したニュースが、映画製作を再開させたばかりのハリウッドに冷や水をかけていると、米バラエティが報じている。
「ザ・バットマン」は、3月に新型コロナウイルスの感染拡大を受けて英ロンドンでの撮影を中断。先日、新型コロナウイルス感染防止対策を施したうえで、ロンドンのリーブスデン・スタジオで撮影を再開させたばかりだったが、2日後にパティンソンが新型コロナウイルスの検査で陽性となり、撮影が再び中断している。
イギリスを拠点とする、映像制作においての新型コロナウイルス対策に詳しい関係者によると、検査で陽性となった場合は最低10日間の隔離が必要で、15 分以上陽性者の6フィート(約1.8メートル)以内にいた人は、陽性・陰性にかかわらず、14 日間隔離する必要があるという。マスクなしでパティンソンと共演した俳優やスタントマン、リーブス監督をはじめとする撮影クルーも対象となる。もし、彼らのいずれかが陽性となった場合、彼らと接触した人々を隔離する必要がでてくるため、別のスタジオ関係者に言わせれば「最悪の展開」だ。
ただし、「ザ・バットマン」は、新型コロナウイルスの感染拡大の前に製作を開始しているので、完成の遅延は保険によって補填されることになる。だが、新型コロナウイルスの蔓延により、保険会社は新たな映画作品との契約を拒否しているため、パティンソンの新型コロナウイルス感染のニュースでますます映画製作が難しくなっている。
米映画協会(MPA)が連邦政府に支援を求めているものの、米議会は失業保険の延長すら可決できていない状況のため、先行きは不透明だ。3月までに製作に着手していなかった映画に関しては、新たに保険に加入することが難しいため、二の足を踏まざるを得ない状況となっているという。
「ザ・バットマン」の全米公開は当初2021年6月25日を予定していたが、同年10月1日に延期されている。
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