フランシス・マクドーマンド×クロエ・ジャオ監督!「ノマドランド」2021年1月公開決定
2020年9月9日 09:00

[映画.com ニュース]オスカー女優フランシス・マクドーマンドと、マーベル映画「エターナルズ」の監督にも抜擢されたクロエ・ジャオがタッグを組んだ「Nomadland(原題)」が、「ノマドランド」の邦題で、2021年1月に公開されることが決定した。
本作は、ジェシカ・ブルーダーのノンフィクション「ノマド:漂流する高齢労働者たち」(春秋社刊)を原作としたロードムービー。数多くの名作を世に送り出してきた「サーチライト・ピクチャーズ」が、「スリー・ビルボード」で2度目のアカデミー賞主演女優賞を手にしたマクドーマンドを再び主演に据え、現代の“ノマド(遊牧民)”となった女性の姿を描き出す。
リーマンショック後、企業の倒産とともに、長年住み慣れたネバダ州の企業城下町の住処を失った60代女性ファーン(マクドーマンド)。彼女の選択は、キャンピングカーに全ての思い出を詰め込んで、車上生活者として、過酷な季節労働の現場を渡り歩くことだった。その日その日を懸命に乗り越えながら、行く先々で出会うノマドたちとの心の交流とともに、誇りを持ったファーンの自由な旅は続いていく。
第90回アカデミー賞授賞式では、全ての女優、女性監督、映画製作者たちに自分たちのストーリーを世界に送り届けるよう鼓舞したスピーチを披露したマクドーマンド。本作の撮影では、自ら実在のノマドたちの中に身を投じ、ドキュメンタリーとフィクションの境界を超えた新しい表現ジャンルを開拓。主演だけでなく、製作としても携わり、渾身の意欲作を完成へと導いている。
ジャオ監督は、アメリカ西部に生きるロデオライダーたちの姿を力強くも痛切に描いた「ザ・ライダー」でインディペンデント・スピリット賞の作品賞、監督賞ほか4部門にノミネートされた注目の新鋭監督。「ノマドランド」では、「ザ・ライダー」「ゴッズ・オウン・カントリー」の撮影監督ジョシュア・ジェームズ・リチャーズとともに、アメリカ西部の厳しくも壮大な自然、一日一日を懸命に生き延びながらも、誇りを持って自由を生きるノマドの生きざまをとらえている。
「ノマドランド」は、9月11日(現地時間)に、ベネチア国際映画祭、トロント国際映画祭、テルライド映画祭主催のドライブインシアターなどでワールドプレミアを実施。21年1月に全国公開。
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