「ジュラシック・ワールド」最新作、撮影再開で新型コロナ対応に900万ドル
2020年8月21日 12:00

[映画.com ニュース] 撮影を再開させた大ヒットシリーズ最新作「ジュラシック・ワールド ドミニオン(原題)」(コリン・トレボロウ監督)の、新型コロナウイルス対策の詳細が明らかになった。
ニューヨーク・タイムズ紙はこのほど、英ロンドンで撮影が行われている「ジュラシック・ワールド ドミニオン(原題)」の現場を訪問。コロナ時代におけるハリウッド大作のありかたをレポートしている。
撮影再開にあたり100ページ以上のマニュアルが作成されており、クレア役のブライス・ダラス・ハワードは、「ロンドン行きの飛行機に乗る前にプロトコルを完全に理解し、誰が関わっているのか、セカンドオピニオン、サードオピニオンまで聞かなくてはいけなかった」と証言。「私たちは、まるで新たな挑戦をするモルモットみたいなの」と話している。
同作の製作に関わる750人は、その大半を占める小道具や大道具など撮影現場への直接のアクセスを必要としないクルーと、それ以外の「グリーンゾーン」と呼ばれる監督や出演者、カメラや音声など、セットに立ち入ることを許されたクルーの2つのカテゴリーに分けられている。「グリーンゾーン」にカテゴライズされたクルーの一部は、週に3度のPCR検査を行うほか、役者の椅子の周りにはオレンジ色のコーンが置かれるなど、ソーシャルディスタンスが保てるようになっている。
同作の製作・配給元の米ユニバーサル・ピクチャーズは、こうした新型コロナウイルス感染防止対策のために900万ドル(約9億6000万円)以上の予算を計上。この予算は、主にPCR検査1万8000回分や消毒器150台の設置のほか、医師1人と体温測定のための看護士4人の常駐費用、クルーが滞在するホテルを貸し切る費用にあてられているという。
今作は、メガヒットを記録した「ジュラシック・ワールド」とその続編「ジュラシック・ワールド 炎の王国」に続く、シリーズ第3弾。クリス・プラットとブライス・ダラス・ハワードの主演コンビが続投するほか、「ジュラシック・パーク」のジェフ・ゴールドブラム、ローラ・ダーン、サム・ニールも復帰する。さらに、ジェイク・ジョンソン(「ジュラシック・ワールド」)、オマール・シー(「ジュラシック・ワールド」)、マムドゥ・アチー(「フロントランナー」)、ディワンダ・ワイズ(「サムワン・グレート 輝く人に」)らの参加が明らかになっている。
脚本はトレボロウ監督がエミリー・カーマイケル(「パシフィック・リム アップライジング」)と共同で執筆。製作はユニバーサル・ピクチャーズと、シリーズの生みの親であるスティーブン・スピルバーグ監督率いるアンブリン・エンターテイメントが手掛ける。
「ジュラシック・ワールド ドミニオン(原題)」は2021年6月11日の全米公開予定。
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