トム・ハンクス主演の「プリティ・リーグ」がAmazonでテレビドラマ化
2020年8月16日 17:30

[映画.com ニュース]1992年のスポーツ映画「プリティ・リーグ」(ペニー・マーシャル監督)が、テレビドラマとしてリブートされることが正式決定した。
映画版「プリティ・リーグ」(原題:A League of Their Own)は、第2次世界大戦中に実在した米女子プロ野球を題材にしたスポーツドラマで、トム・ハンクス演じる監督が各地から集められた女性選手たちとともに活躍するさまを描いた物語。ジーナ・デイビス、ロージー・ペレス、マドンナらが出演している。キム・ウィルソンとケリー・キャンディールの原作をもとに、ローウェル・ガンツとババルー・マンデルが脚本を執筆。製作費4000万ドルに対し、世界興収1億3200万ドルを超えるヒットを記録した。2012年には、アメリカ文化の遺産として保存に値する重要な作品としてアメリカ国立フィルム登録簿(National Film Registry)に選出されている。
映画版を製作したコロンビア・ピクチャーズの関連会社であるソニー・ピクチャーズ・テレビジョンは、テレビドラマ版の企画開発を2018年にスタート。コメディアンでシチュエーションコメディ「Broad City(原題)」の制作総指揮を務めたアビ・ジェイコブソンが、「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」、「アルファ・ハウス」のウィル・グレアムと共同でパイロット版の脚本を執筆していた。
そしてこのほど、Amazonがドラマ版「A League of Their Own(原題)」シーズン1の制作を正式に発注。映画版を下敷きに、女性選手たちのリーグ戦での活躍と私生活を掘りさげていくという。
この決定に伴い、ショーランナーを務めるアビ・ジェイコブソンとウィル・グレアムは声明を発表。「28年前、ペニー・マーシャル監督は、それまで見落とされていた女子プロ野球の選手の物語を伝えてくれました。私たちは、この映画に夢中になって育ちました。3年前、まだ見過ごされているこの物語を新たに伝えたいとソニーに打診しました。非常に才能ある協力者と、素晴らしいキャスト、このプロジェクトに対するAmazonの献身的な支援のおかげで、これらのキャラクターに命を吹き込むことができて、私たちはこれ以上ない幸運と興奮を感じています」と語っている。ジェイコブソンは出演者としても同作に参加するという。
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