吉沢亮、AI将棋のプログラミングにのめり込む! 伝説の将棋電王戦描く「AWAKE」12月公開
2020年8月12日 06:00

[映画.com ニュース] 俳優の吉沢亮が、第1回木下グループ新人監督賞グランプリ作品「AWAKE」に主演することが決定。若葉竜也、落合モトキ、寛一郎、馬場ふみか、川島潤哉、永岡佑、森矢カンナ、中村まことが共演し、12月に全国公開されることがわかった。
河瀬直美監督を審査委員長に迎え、241作品の応募があった第1回木下グループ新人監督賞。グランプリに輝いたのは、ニューヨーク大学で映画を学んだ山田篤宏監督。これまで乃木坂46のミュージックビデオや短編映画で実績を積んできた40歳の俊英が、商業映画デビューを果たすことになった。
物語の着想となったのは、2015年4月11日に行われ、開始からわずか49分、21手という異例のスピード決着となった「将棋電王戦FINAL第5局 棋士VSAWAKE戦」。将棋プログラムAWAKEの開発者は、元奨励会員(日本将棋連盟の棋士養成機関)という経歴を持ち、棋士の手がコンピュータの習性をついたものであったことから、ネットユーザーや将棋ファンの間で物議を醸した。山田監督が書き下ろした完全オリジナルストーリーは、天才に敗れ棋士になる夢をあきらめた大学生の英一(吉沢)が、AI将棋のプログラミングに新たな夢を見出し、かつてのライバルと再戦を果たす青春物語となっている。
内気な青年・英一役に挑んだ吉沢は「とにかく脚本の面白さにやられました」と告白。「素晴らしいスタッフ、キャストの皆さんと少しずつ形にして行く時間はとても幸せで、個人的に今まで出演した作品の中で一番好きです。将棋以外何もなかった男が、仲間との出会いや衝突、ライバルとの再会を通して、沢山の大切な物を見つけて行く青春ストーリー。勝ち負けにこだわるのか、勝ち方や負け方の誠実さ、美しさにこだわるのか。とても素敵な映画になったと思います」と思いの丈を述べている。
若葉は奨励会で圧倒的な強さと才能を誇る陸、落合はAI研究会の先輩・磯野役として登場。「将棋を題材にした映画と聞くと退屈で静かでTHE 邦画と言うイメージがあるかもしれませんが、ドエンタメです。将棋のルールがわからない方でも楽しんでいただけます」(若葉)、「僕の勝手な偏見で将棋は年配の方が趣味でやっている物という古風な先入観がありまして。。。しかし最近では藤井(聡太)さんのタイトル獲得最年少記録更新の話題もあり、若い方も将棋を目にする機会が多いかと思います。人間と人工知能どちらが強いのか!? 誰もが疑問に思うこの題材をエンターテイメントとして面白く描いている作品だと思います」(落合)とアピールしている。
山田監督は「吉沢さんは高い演技力はもちろんですが、陰陽どちらの引き出しもお持ちで、本作のキャラクターとしては陰の方の魅力を作り上げてもらえると思ったこと(がキャスティングの決め手)です。若葉さんは台詞がかなり少ない役でもあるので、逆にちょっとした表情や仕草、そして雰囲気で、若手プロ棋士としての圧倒的なリアリティを実現できる、その力に賭けました」とオファーの理由を説明。「将棋の対局を元にした話ではありますが、『将棋が一切わからなくても楽しめる』よう、すごく工夫しました。将棋ファンもそうでない人も楽しんで頂ければありがたいです」とコメントを寄せている。
「AWAKE」は、12月から東京・新宿武蔵野館ほか全国公開。
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