Netflixがカルト的人気ゲームを「名探偵ピカチュウ」監督のメガホンで映画化

2020年8月12日 16:00


海外でカルト的人気を誇るアドベンチャーゲームが映画化
海外でカルト的人気を誇るアドベンチャーゲームが映画化

[映画.com ニュース] Netflixが、海外でカルト的人気を誇るアドベンチャーゲーム「Beyond Good and Evil(原題)」を、「名探偵ピカチュウ」のロブ・レターマン監督のメガホンで映画化することがわかった。米ハリウッド・レポーターが独占で報じている。

ユービーアイソフト社が2003年に発表した「Beyond Good and Evil(原題)」は、エイリアンに侵略されつつある惑星ハイリスを舞台に、若き女性ジャーナリストのジェイドがレジスタンス組織と協力のもと、エイリアンと政府による巨大な陰謀を暴くために奮闘する、という内容のアクションアドベンチャーゲームだ。発売当初の売り上げこそ芳しくなかったものの、その後ゲームファンの間でじわじわと人気が高まると同時に数々の賞を受賞し、現在ではカルトクラシックとして不動の地位を築いている。

映画化にあたっては、ジェイソン・アルトマンとマーガレット・ボーイキンが、ユービーアイソフトの映像製作部門であるユービーアイソフト・フィルム&テレビジョンを通じてプロデュースにあたること、また、実写とアニメーションを組み合わせたハイブリッド作品になることを除き、ストーリーやその他の詳細は明らかになっていない。ハリウッド・レポーターによれば、企画はまだ初期段階で、Netflixは脚本家探しをはじめたばかりとのことだ。

監督に起用されたレターマンは、アニメーター/VFXアーティストとしてのキャリアを経て、04年に米ドリームワークス・アニメーションの長編アニメ「シャーク・テイル」で長編監督デビュー(ビボ・バージェロンビッキー・ジェンソンと共同監督)を果たしたのち、「モンスターVSエイリアン」(09)では共同監督と共同脚本を担当。ジャック・ブラックを主演に迎えた「ガリバー旅行記」(10)では実写映画を初めて単独で監督し、続く監督作「グースバンプス モンスターと秘密の書」(15)でもブラックとタッグを組んだ。

ライアン・レイノルズの出演でも話題になった実写映画「名探偵ピカチュウ」(19)は、世界累計興行収入4億3300万ドルの大ヒットを記録したのみならず、批評家からも高い評価を得ている。

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