二宮和也「浅田家!」で家族写真を募集 選ばれた写真はプロモーション映像に採用、二宮による総評も
2020年8月3日 12:00
[映画.com ニュース] 二宮和也と妻夫木聡が初共演を果たした映画「浅田家!」が、本日8月3日~9月6日の期間で家族写真を募集するキャンペーンを実施することがわかった。審査によって選ばれた写真は、映画本編映像とともに特別プロモーション映像に採用され、キャンペーン終了時には二宮による総評も発表されるという。また本日オープンしたキャンペーンの特設サイト(https://ssl.eiga.ne.jp/asadake_familyphoto/)には、二宮のコメントがアップされている。
原案となったのは、写真家・浅田政志氏による2冊の写真集。写真界の芥川賞とも呼ばれる第34回木村伊兵衛写真賞に輝いた「浅田家」は、両親と兄、自分の4人家族が“家族がなりたかったもの”や“家族でやってみたいこと”をテーマに、消防士やバンドマンなど様々な職業に全力でなりきった姿をおさめ、好評を博した。もう1冊は、東日本大震災の津波で泥だらけになった写真を洗浄し、元の持ち主に返すボランティア活動に取り組む人々を約2年にわたり撮影した「アルバムのチカラ」だ。
「湯を沸かすほどの熱い愛」の中野量太監督がメガホンをとる映画では、実話に基づくオリジナルストーリーを紡ぐ。二宮と妻夫木が兄弟を演じ、平田満と風吹ジュンがふたりの両親を体現。そのほか、黒木華、菅田将暉、渡辺真起子、野波麻帆、北村有起哉ら豪華俳優陣が顔をそろえた。
幼い頃から写真を撮ることが好きだった政志(二宮)は、様々なシチュエーションで家族がコスプレをする写真を集め個展を開催し、見事木村伊兵衛写真賞を受賞。全国から撮影依頼が寄せられるようになり、写真家としてようやく軌道に乗り始めた矢先、東日本大震災という未曾有の天災が発生する。やがてシャッターを切れなくなってまった政志だったが、写真洗浄のボランティアで人々の笑顔に触れ、“写真の持つチカラ”を信じられるようになっていく。そんな彼の前に、「家族写真を撮ってほしい」と訴える、津波で父を亡くしたある少女が現れる。
そして映画公開を記念し、エピソードとともに自慢の家族写真を募集する「この夏、家族写真を撮ろう!」キャンペーンが行われる。「コロナ禍により家族を見つめ直すきっかけができた今だからこそ、家族との時間を作ってほしい」「旅行には出かけづらい夏休みだが、イベント感覚で、家族で参加してほしい」という思いがこめられた企画。特別審査員を務める浅田氏と中野監督により選ばれた写真は、ふたりのコメントとともに映画公式サイトに掲載されるほか、特別プロモーション映像に使用される可能性もあるという(映像は、サイト内で期間限定公開予定)。さらに、応募者にはオリジナルグッズが当たるチャンスも与えられる。
「浅田家!」は、10月2日から全国で公開。
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