夫婦演じる蒼井優と高橋一生、軍服の東出昌大 黒沢清「スパイの妻」場面写真公開
2020年7月28日 11:30
蒼井と高橋一生が「ロマンスドール」に続いて夫婦役を演じた本作は、1940年が舞台。恐ろしい国家機密を偶然知ってしまった優作は、正義のためにその顛末を世に知らしめようとする。夫が反逆者と疑われる中、妻の聡子はスパイの妻と罵られようとも、愛する夫を信じ、ともに生きることを心に誓う。そんな2人の運命を太平洋戦争開戦間近の日本という時代の大きな荒波が飲み込んでいく。
東出昌大、坂東龍汰、恒松祐里、笹野高史らが共演。「ハッピーアワー」の濱口竜介と野原位が黒沢とともに脚本を担当。「ペトロールズ」「東京事変」で活躍するミュージシャンの長岡亮介が音楽を担当。
このほど公開された場面写真は、聡子(蒼井)が夫・優作(高橋)に背を向け、内に秘めた想いを発そうとする一場面や、床に崩れ落ちながらも、お互いに見つめ合い、絆を確かめ合う、ドラマチックな夫婦の姿のほか、軍服に身を包んだ神戸憲兵分隊長・津森泰治(東出昌大)が聡子の背に鋭い眼光を向ける姿や、優作の甥・竹下文雄(坂東龍汰)からあるノートを受け取り困惑する聡子など、登場人物それぞれのミステリアスな表情を捉えている。
「スパイの妻」は、10月16日から、新宿ピカデリーほか全国公開。
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