その逃亡を彼女は“かけおち”と言った――村上虹郎×芋生悠「ソワレ」予告完成
2020年7月22日 08:00

[映画.com ニュース] 村上虹郎と芋生悠がダブル主演を務め、外山文治監督がメガホンをとるオリジナル映画「ソワレ」の予告編とポスタービジュアルが、このほどお披露目された。
本作は、豊原功補、小泉今日子、外山監督らで立ち上げた映画制作会社「新世界合同会社」の第1回目のプロデュース作品。役者を目指し上京した若者・岩松翔太(村上)は、生まれ育った海辺の街の高齢者施設で演劇を教えることになった。やがて、ある事件をきっかけに、そこで働く山下タカラ(芋生)と先の見えない逃避行を始める。
予告は、事件を想起させる光景に続き、「その逃亡を、彼女は“かけおち”と言った。」というテロップからスタート。オレオレ詐欺に手を染める翔太の姿、血に染まるタカラの手、もがきながら逃げ続ける2人の姿などを疾走感たっぷりに活写。「なんで必死なヤツばっかりこんな目にあうねん?」「なんで弱いヤツばっかり損せなあかんねん」という翔太の悲痛な叫びから、逃げ場のない現実に絶望し、逃避行へと走る若い男女の苦悩が痛いほどに伝わってくる。
ポスターは、翔太とタカラの表情を大きく切りとったインパクトの強いビジュアルに。あえて白黒で表現された2人の瞳は、一体何をとらえているのか――傷つき、寄り添い合う翔太とタカラが、逃避行の果てにたどり着く“結末”が気になる仕上がりとなっている。
「ソワレ」には、岡部たかし、康すおん、塚原大助、花王おさむ、田川可奈美、江口のりこ、石橋けい、山本浩司も出演。8月28日から全国公開。
(C)2020ソワレフィルムパートナーズ
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