中村倫也「人数の町」“ステマ”で食料が支給される、謎めいたお食事事情
2020年7月18日 12:00
[映画.com ニュース] 中村倫也が主演を務めたディストピアミステリー「人数の町」の場面写真がお披露目された。物語の舞台は、衣食住が保証され、セックスで快楽を貪ることも可能だが、決して離れることはできない町。場面写真では、ミステリアスな町のお食事事情が明らかになっている。
河瀬直美監督を審査委員長に迎え、木下グループが主催した2017年の第1回新人監督賞で、241本の作品から準グランプリに輝いた本作。借金で首の回らなくなった主人公・蒼山(中村)は、黄色いツナギを着て蒼山のことを“デュード”と呼ぶ髭面の男に誘われ、奇妙な町に足を踏み入れる。やがて住人となった蒼山は人々との交流を通して、町の謎に迫っていく。
共演はドラマ「東京ラブストーリー」が配信中の石橋静河、「ニッポンノワール 刑事Yの反乱」に出演し、本作が映画初出演となった立花恵理、「映像研には手を出すな!」の山中聡。松本人志出演のタウンワークのCMやMVなどを多数手掛ける荒木伸二監督が、初めて長編映画のメガホンをとった。
場面写真2点は、どちらも食事シーンを切り取ったもの。予告編に登場した「バイブル」「パーカー」などのキーワードや、様々なルールやシステムによって管理されているこの町では、“ステマ”(ステルスマーケティング)によって食事が支給されるという。1枚目はバスに乗り、オープンしたばかりのハンバーガーショップに出かけた蒼山が、SNSに投稿するため写真撮影をしている。
そして2枚目は、電光掲示板が謎のメッセージを放ち、透明のケースが埋めこまれたテーブルが並ぶ食堂の様子をとらえている。真空パックされたタマゴサンドのようなものを手にしている蒼山をはじめ、住人たちはスマホで何かを投稿し、目の前のケースの中から出てくる食事を貪る。投稿される文章は、「日本一、世界一、宇宙一。さいっっっっっっこう」という、どこか空虚で謎めいたもの……知れば知るほど深みにはまっていくような、不思議な世界観に好奇心が刺激される。
「人数の町」は、9月4日から東京・新宿武蔵野館ほか全国で公開。
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