余命180日のジョニー・デップ、酒にナンパにやりたい放題! “究極のさよなら”描く主演作、予告完成
2020年7月14日 18:00
[映画.com ニュース] ジョニー・デップが、余命180日の大学教授を演じる「グッバイ、リチャード!」の予告編がお披露目された。映像には、余命宣告を受け、残りの人生を謳歌しようとやりたい放題の生活を送るリチャード(デップ)がコミカルに切り取られている。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズなど超大作から、インディペンデント作品まで自由自在に駆け抜ける名優デップと、第82回アカデミー賞で作品賞を含む6部門を制した「ハート・ロッカー」で知られるプロデューサー、グレッグ・シャピロのタッグ作。博学でエレガントな大学教授リチャードに突然訪れた人生の“終わり”と新しい生き方の“始まり”を描く。デップは「さよなら言うのはいつでも醜く、とても悲しいことだ。そんななか、尊厳を保ちつつ、ユーモアを忘れない、究極のさよならを描いている」と、新鋭ウェイン・ロバーツ監督による脚本を絶賛した。
予告編では、余命半年という事実に衝撃を隠せず、自暴自棄になってしまうリチャードの暴走ぶりが映し出される。背広のまま池にダイブ、さらには授業を放棄し「正直こんな授業はクソくらえだ。知り合いにマリファナの売人がいたら、是非紹介してくれ」と生徒に呼びかける始末。妻の浮気が発覚しても「その代わり俺も自由にさせてもらう」と酒&マリファナやナンパを楽しみ、残された日々をありのまま生きていく。しかし、やがて自らの“終わりの日”を意識し始めるリチャード。映像は、人生の愛おしさに気付いた彼の、胸に迫る言葉で締めくくられている。
共演は、「ラ・ラ・ランド」のローズマリー・デウィットをはじめ、「ワンダーウーマン」のダニー・ヒューストン、「ゾンビランド ダブルタップ」の若手女優ゾーイ・ドゥイッチ。ロバーツ監督がシリアスになりがちな“人生の終わり”というテーマを、ユーモラスかつハートフルに描き出した。
「グッバイ、リチャード!」には、ほか8月21日から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開。R15+指定。