主演俳優は刑事訴訟法を暗記していた!「コリーニ事件」舞台裏収めた特別映像
2020年6月20日 18:00

[映画.com ニュース] ドイツの現役弁護士作家フェルディナント・フォン・シーラッハによるベストセラー小説を映画化した「コリーニ事件」(公開中)から、撮影の舞台裏を収めた特別映像が披露された。
経済界の大物実業家を殺害したイタリア人労働者のコリーニ。被害者とのつながりはなく、動機も不明だった。コリーニの担当となった新米弁護士のライネンが調査を始めると、やがてドイツ史上最大の司法スキャンダルと、想像を超える真実が明らかになる。

実際に存在するドイツの法律の闇を暴く骨太なリーガル・サスペンスでありながら、新米弁護士ライネンが、私情と正義の狭間で葛藤しながら一人前の弁護士になっていく成長物語でもある本作。ライネンに扮したエリアス・ムバレクは「シーラッハの大ファンなんだ。撮影前2人で食事したよ。彼は撮影現場にも来たし、映画も見てくれた。失望はさせない」と語る。
そんなムバレクについて、マルコ・クロイツパイントナー監督は「早くから役作りをしてくれた。裁判所に行き、弁護士に会って調査をし、刑事訴訟法も暗記してた」と真面目な一面を明らかにし、コリーニ役で共演したフランコ・ネロも「エリアスはすごい。才能豊かで素晴らしい仲間だよ。しかも謙虚だ」と熱心な若手俳優に太鼓判を押している。
そのほか、映像にはネロやシーラッハと談笑するムバレクの姿も映し出され、作品のテイストとは違うほのぼのとした撮影風景の様子がうかがえる。
(C)2019 Constantin Film Produktion GmbH
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