米アカデミー賞が作品賞ノミネート数を10作品に固定 新たな公平性と包括性の基準を発表
2020年6月16日 14:00

[映画.com ニュース] 米映画芸術科学アカデミー(AMPAS)が、アカデミー賞作品賞のノミネート数を10本に固定することを決定したと、米Deadlineが報じている。
アカデミー賞作品賞にノミネートされる作品数は長年5本だったが、近年は一般視聴者に馴染みのないアート系映画ばかりがノミネートされていたため、ヒット映画や人気映画を取り込む目的で2010年から作品賞部門を一気に10本に拡大。前年、批評家に絶賛された大ヒット映画「ダークナイト」(2008)が作品賞にノミネートされなかったことに対する批判が大きな影響を及ぼしたと言われている。 その後、AMPASはルール変更を行い、12年からは得票数によってノミネート作品を5~10本にする変動制を導入し、現在に至る。
このほど、AMPASの理事会は、21年米公開作を対象とする第94回から作品賞のノミネート数を10作品に固定すると発表。AMPASは、16年に「白すぎるオスカー(#OscarsSoWhite)」という批判に晒されたことを受けて、白人男性過多である会員構成を是正するため、20年までに女性と非白人の会員数を倍増させると宣言。その目標を達成したいま、多様性とインクルージョン(包括性)を推し進めるために、「Academy Aperture 2025」と題した新たな段階に突入した。作品賞のノミネート数を10作品に固定したのはその一環で、ほかにも年末に集中しがちな試写会を1年を通じて行うなど、さまざまな試みを行っていくという。
なお、第93回は現行ルールのまま実施される予定。
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