美女モデルがアザだらけに!「ANNA アナ」壮絶アクションシーンの裏側
2020年6月11日 12:00
[映画.com ニュース] 「レオン」「ニキータ」のリュック・ベッソンが監督・脚本・製作を務める「ANNA アナ」(公開中)の特別映像が披露された。ベッソン監督、殺し屋のアナを演じたスーパーモデルのサッシャ・ルスが、壮絶なアクションシーンの撮影を振り返っている。
1990年、ソ連の諜報機関KGBによってつくり上げられた殺し屋アナ。美しきファッションモデルやコールガールなど複数の顔を持つ彼女の使命は、国家にとって危険な人物を次々と消し去ること。一流の暗殺者となったアナだったが、アメリカのCIAの巧妙な罠にはめられ、捜査官レナードから驚愕の取引を迫られる。
公開された映像には、アナが武装した男たちと戦うレストランでのシーンのリハーサル風景とメイキングなどが収められている。本シーンについて、ベッソン監督は「撮影だけで7日間かかり、アクションのリハーサルに4カ月かかった」と振り返り、激しい大立ち回りに挑んだルスがアザだらけになっていたと明かす。
ルスは「可能な限り、自分でやる」と最初に宣言し、約1年間も役作りと体力作りに励んだそう。想像以上に熾烈を極めたシーンの連続に、スタントを使えばいいと提案されたこともあったが、「戦い方を知らなければ、アナにはなれない。だから全力を尽くした」と体当たりで挑戦。生半可ではない覚悟と入念な準備により、5分で40人を倒すリアルかつ壮絶なファイティングシーンを完遂した。
そのシーンのアクションを彼女にレクチャーしたのは、「ボーン・アイデンティティー」でマット・デイモンに、「96時間」シリーズではリーアム・ニーソンをファイターに仕立て上げたアラン・フィグラルツ。本作のスタント&ファイト・コレオグラファーを務めているフィグラルツは、アナのターゲットとなる敵ボス役でレストランのシーンにも登場しており、“師弟同士”のバトルも見どころの一つとなっている。