米ディズニー、全米黒人地位向上協会などに500万ドルの寄付
2020年6月8日 09:00

[映画.com ニュース] 黒人への人種差別に反対する抗議デモがアメリカで拡大していることを受けて、米ウォルト・ディズニー社が社会的公正目指す組織に500万ドルの寄付を行うと発表した。
5月25日(現地時間)、米ミネソタに住む黒人男性のジョージ・フロイドさんが白人警察官に首を膝で押さえつけられて死亡。周囲にいた人物が撮った動画がSNSなどで拡散し、全米各地に抗議デモが広がっている。
この事件をきっかけに、ワーナー・ブラザースやバイアコムCBSといったメディア企業、YouTube、Amazon Prime Video、Hulu、Netflixなどのストリーミング会社がSNSを通じて抗議運動の支持を表明するなか、J・J・エイブラムスの制作会社バッド・ロボットが、「人種差別の撲滅を目的にしている団体」に1000万ドルの寄付を行うと発表したばかりだ。
これに続き、ディズニーも全米黒人地位向上協会(NAACP)への200万ドルを含む計500万ドルを寄付すると発表した。
ディズニーのボブ・チャペック最高経営責任者は、「ジョージ・フロイドさんの殺害により、黒人のみなさんが長年苦しめられてきた不当な扱いをアメリカの人々は再び直面することになりました」「いま私たちは一緒に立ち上がり、このような人種差別や暴力が2度と許されないと声高に発言し、できることをすべてすることが重要です」と訴えている。
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