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名優フランコ・ネロの自宅で珍事件? 「コリーニ事件」監督が明かす意外な素顔

2020年6月3日 12:00

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フランコ・ネロ
フランコ・ネロ
(C)2019 Constantin Film Produktion GmbH

[映画.com ニュース] ドイツの現役弁護士作家フェルディナント・フォン・シーラッハによるベストセラー小説を映画化した「コリーニ事件」が、6月12日に公開される。メガホンをとった若手監督のマルコ・クロイツパイントナーが、本作に出演する“マカロニ・ウエスタンの伝説”フランコ・ネロの意外な素顔を明かした。

シーラッハ初の長編作となった原作は、40カ国以上で翻訳され、ドイツ国内の累計発行部数は50万部を突破。作中で語られた“法律の落とし穴”がきっかけとなり、出版後の12年にはドイツ連邦法務省が省内に調査委員会を立ち上げるなど、まさに小説が国家を揺るがす事態となった。

新米弁護士カスパー・ライネンは、ある殺人事件の国選弁護人に任命される。事件は、30年以上にわたりドイツで模範的な市民として働いてきた67歳のイタリア人・コリーニが、経済界の大物実業家をベルリンのホテルで殺害したというものだった。ライネンが被告側弁護士として初めて手掛ける大きな案件であり、被害者は少年時代からの恩人だった。口を閉ざすコリーニを前に、事件を深く調べ始めたライネンは、自身の過去、ドイツ史上最大の司法スキャンダル、想像を超える真実と向き合うこととなる。

続・荒野の用心棒」などで知られるネロは、コリーニ役で出演。イタリア人の彼がドイツ映画に出演した決め手を聞かれた際には、「監督のクロイツパイントナーが私の自宅に来てくれたことだった。映画に出演する際に必要なのは、監督を信じること。それだけだ」と語っているが、その際、ネロの自宅で何が起きたのか。クロイツパイントナー監督がエピソードを披露した。

かねてネロの大ファンであったクロイツパイントナー監督は、エージェントに正式にオファーする傍ら、個人的に手紙も書いて猛アプローチしたそう。その甲斐あり、バチカンの近くにあるネロの自宅に出向くことになった。

猛暑のなか家の前でネロが待っていたそうで、クロイツパイントナー監督は「それ自体がすでに映画のワンシーンのようで、“映画の巨匠に会うんだ”って期待が高まった。そしてその感覚は、彼の家の2階にある、今まで出演した映画のポスターがずらっと貼られた部屋に案内された時に決定的になった。今まで100本以上の映画に主演している人と仕事ができるなんて、本当に光栄に感じたよ」と振り返る。

テラスで昼食をとった後、映画のプロットについて話し始めた際にある出来事が起こった。

「僕が座っていたプラスチックの椅子が突然壊れたんだ。床の上にしりもちをついて、『もう最悪の展開だ』って思った。フランコはすぐ飛び上がってケアしてくれて、新しい椅子が持ってこられた。そしたら、座ったとたん今度は彼の椅子が壊れてね。2人とも大笑いしてしまって、それで気持ちがほぐれたから、結果的にはこの上ないハプニングとなった。その後、彼の出演作を一緒に見て、F1も見て。仕事をしているうちに彼との友情が芽生えていったんだよ」

強面だが実は親しみやすい人柄のネロだが、劇中ではすごみのある存在感を見せつけており、そのギャップも楽しめそうだ。

コリーニ事件」は、6月12日から新宿武蔵野館ほか全国で公開。

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