波瑠、ラブホテル経営者のひとり娘役に! 武正晴監督作「ホテルローヤル」に主演
2020年6月2日 08:00

[映画.com ニュース] 女優の波瑠が、第149回直木賞を受賞した桜木紫乃氏の小説を実写映画化する「ホテルローヤル」(監督:武正晴、脚本:清水友佳子)に主演することがわかった。
累計発行部数85万部(電子書籍を含む)を突破した原作は、桜木氏自身の生家でもある北海道・釧路湿原に立つラブホテルを舞台に、現在から過去へ時間軸をさかのぼり、ホテルの盛衰とそこを訪れる人々の生と性を、切なくも瑞々しいタッチで描いた7編からなる連作小説。映画では、原作の持つ静ひつな魅力をそのままに、閉塞感のある日常を離れ、ホテルローヤルの扉を開く男女、問題を抱える経営者家族・従業員のそれぞれの人生模様を、経営者家族のひとり娘・田中雅代を主軸に描く。
NHK連続テレビ小説「あさが来た」をはじめ、ドラマ「あなたのことはそれほど」「G線上のあなたと私」、映画「オズランド 笑顔の魔法おしえます。」など、多彩な作品で存在感を示す波瑠。3月20日に封切られた「弥生、三月 君を愛した30年」では、遊川和彦監督が才能に惚れこみオファーをするなど、一流の仕事人たちから絶大な支持を受けている。

本作で演じることになったのは、ラブホテル「ホテルローヤル」の経営者のひとり娘・雅代。美大受験に失敗し、どことなく居心地の悪さを感じながら、家業であるホテルの仕事を手伝うことになっていく役どころだ。桜木氏は「誰にも心を見せず開かず、無表情を貫き、黙々とラブホテルの掃除をする彼女の姿は、苦しくなるほどリアルでした」と惜しみない称賛を送っている。
「ラブホテルで働く人と訪れる人がいて、そこにうまれる微妙な温度差を役者さんたちがどんな風に表現するのかととても楽しみになる脚本でした」と感想を述べる波瑠。「撮影期間は、素敵な共演者のみなさんでとても楽しかったです。私が演じた雅代はちょっと周りに馴染めないところがあるので、もっと皆さんと仲良くなりたいなと思いながら我慢していました」と振り返り、役どころへの思いを吐露している。
波瑠「雅代はどこかいつも傍観者というか、起こる状況の中心にはいない人で。それも自覚していてどこかコンプレックスだったりもして。いつも所在なさげで可哀想にも思えるけど、悲劇のヒロインにはなりきれないような曖昧さだったり、中途半端にも見えるところが彼女の人間味になればいいなと思って演じていました」。
「ホテルローヤル」は、今冬にTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開。
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