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ザック・スナイダー監督版「ジャスティス・リーグ」、2021年に米HBO Maxで配信

2020年5月21日 18:10

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ワーナーは仕上げの作業に2000万~3000万ドルを費やす予定
ワーナーは仕上げの作業に2000万~3000万ドルを費やす予定
(C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC

[映画.com ニュース] ザック・スナイダー監督版「ジャスティス・リーグ」が、2021年に米HBO Maxで配信されることが明らかになったと、米ハリウッド・レポーターが報じている。

ジャスティス・リーグ」は、「マン・オブ・スティール」から始まったDCエクステンデッド・ユニバースの総決算として、バットマンやワンダーウーマンといったDCコミックスの人気スーパーヒーロー総出演の超大作として期待されていた。だが、公開後の評価は芳しくなく、巨額の製作費を投じたにも関わらず世界累計興行収入は6億5790万ドルに留まっている。

同作は、「マン・オブ・スティール」「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」に続き、スナイダー監督がメガホンをとっていたものの、娘の急死を理由にポストプロダクションの途中で降板。その後、「アベンジャーズ」のジョス・ウェドンが追加撮影を行ったうえで完成に導いた経緯がある。そのため、劇場公開版に不満を抱いた一部のDC映画ファンは、スナイダー監督の構想を反映させた「スナイダー・カット」の公開を求めていたが、製作・配給を手がけた米ワーナー・ブラザースからの反応はなかった。

だが、「スナイダー・カット」を求める声が公開から2年が経過しても止まないことから、19年11月にワーナーのトビー・エメリッヒ会長がスナイダー監督と妻のプロデューサー、デボラ・スナイダーに「スナイダー・カット」実現の可能性を打診。途中で降板したため、スナイダー監督が編集した「ジャスティス・リーグ」には、 VFXをはじめとするポストプロダクション作業が一切施されていない。そのため再編集からVFX、アフレコなどの仕上げを行う必要があり、ワーナーは2000万~3000万ドルを費やす予定だという。

スナイダー監督は、「これは完全に新しいものになる」「劇場公開版を見た人にとっても、まったく違った新しい体験になるはずだ」と自信をのぞかせている。ワーナーメディアの新ストリーミングサービスHBO Maxで、21年に配信予定。4時間のディレクターズ・カット版として配信されるのか、全6話のミニシリーズとして配信されるのか、現時点では不明だという。

なお、スナイダー監督が現在ポストプロダクション作業を行っているゾンビスリラー「Army of the Dead(原題)」は、21年にNetflixで配信される予定。

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