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「パラサイト 半地下の家族」IMAX&モノクロバージョンの日本劇場公開が決定!

2020年5月20日 12:00

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ビジュアル(左:IMAX、右:モノクロ)&モノクロバージョンの予告もお披露目
ビジュアル(左:IMAX、右:モノクロ)&モノクロバージョンの予告もお披露目
(C)2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED

[映画.com ニュース]第92回アカデミー賞で最多4冠を獲得した「パラサイト 半地下の家族」のIMAXバージョンとモノクロバージョンが、日本で劇場公開されることが決定。あわせて、2種のビジュアル、モノクロ版の予告編もお披露目された。

日本では、2019年12月27日に一部劇場で先行公開され、20年1月10日に封切られた「パラサイト 半地下の家族」。公開直後から大ヒットを記録し、オスカー受賞の後押しを受け、観客動員数は330万人超、興行収入は45億5000万円を突破。韓国映画における日本興収1位の記録を塗り替えただけでなく、「グリーンブック」(興収:21億6000万円)や「ラ・ラ・ ランド」(興収:44億2000万円)といった近年のアカデミー賞受賞作の記録を引き離し、社会現象ともいえる大きな盛り上がりをみせた。

IMAXバージョンは、オスカー獲得後の2月に、北米で1週間限定の上映が行われていた。映像は、IMAX仕様に合わせるため、デジタルリマスターされており、臨場感がより際立ち、映画の“吸引力”を濃厚に感じることができるはずだ。一方、モノクロバージョンは、第72回カンヌ国際映画祭でオリジナルのカラー版が披露される前に作られたもの。メガホンをとったポン・ジュノ監督は、製作の経緯について、このように語っている。

ポン監督「黒澤明、ジャン・ルノワールジョン・フォードアルフレッド・ヒッチコックなど偉大な監督たちのフィルモグラフィーには、モノクロ映画の時代とカラー映画の時代とがありますが、私たちの世代はモノクロ映画を作る機会がありませんでした。自分もクラシックの仲間入りをしてみたいという夢を、最新のデジタル技術のおかげで実現することができました」

オリジナルのカラー版と印象が変化する「モノクロVer.」
オリジナルのカラー版と印象が変化する「モノクロVer.」
(C)2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED

また、モノクロ版に触れる観客に対して「同じ映画がモノクロになることで、鑑賞体験がどれだけ変わるものか、面白く感じていただけると思います」と説明。「私は今まで二度このバージョンを観ていますが、初めは寓話のように感じられ、まるで昔の物語を見ているかのような不思議な感覚になりました。二度目は、映画がより現実的で鋭く感じられ、まるで刃物で切りつけられるかのようでした。俳優たちの演技がさらに際立ち、より登場人物を中心に映画が展開しているようにも思えました。観客のみなさんが、カラー版の鑑賞体験と比較しご自身の『パラサイト』モノクロ版の鑑賞方法を見つけてくれたら嬉しいです」とコメントを寄せている。

パラサイト 半地下の家族」のIMAXバージョンとモノクロバージョンは、公開日を調整中。

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