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岡崎京子「ジオラマボーイ・パノラマガール」実写映画化! 監督&脚本は瀬田なつき

2020年5月1日 15:00

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小沢健二の名曲「ラブリー」を使用した特報もお披露目!
小沢健二の名曲「ラブリー」を使用した特報もお披露目!
(C)2020 岡崎京子/「ジオラマボーイ・パノラマガール」製作委員会

[映画.com ニュース] 岡崎京子氏による人気漫画「ジオラマボーイ・パノラマガール」の実写映画化が決定した。監督、脚本を担当するのは「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」「PARKS パークス」などを手掛けた瀬田なつき。今秋の公開を予定し、特報映像もお披露目された。

1980~90年代に若者たちのリアルな恋や友情を描く漫画を数多く生み出し、今なお熱狂的なファンを持つ岡崎氏。バブル崩壊を目前にした平成元年(=1989年)の4月にマガジンハウスより刊行された「ジオラマボーイ・パノラマガール」は、自分が何者なのか何が欲しいのかもよくわからない10代の女の子が、同じようにまだ何者でもない男の子に出会い、じたばたしながら思いをとげる姿をとらえたラブストーリーだ。

スクラップ&ビルドを繰り返す東京、未来の見えない不安の中でも今日を生きる若者たちの様子――この令和の光景は、「ジオラマボーイ・パノラマガール」で描かれた世界をリブートしているかのようだ。瀬田監督は色褪せることないリアルな物語をファンタジックでポップな世界観で表現。原作のセリフがまるで今書かれたかのように生き生きと響く、リアリティとファンタジーが共存する軽やかな作品となっている。

渋谷ハルコは「平坦で平凡な私は、スクラップ&ビルドのトーキョーに置いてきぼりを喰ったような気分」の高校生だ。ある日、お使いの帰りに出会った男の子・ 神奈川ケンイチに一目惚れし、それを“世紀の恋”だと信じる。受験を目前に控えたケンイチは“真面目でおとなしっぽかった”のに、ある日突然、学校を辞めてしまった。ハイになった勢いで、危険な香りのする女の子・マユミと出会い、恋に落ちていく。日々目まぐるしく変化する東京の街を背景に、平行線の2人の恋が紡がれていく。

特報映像は、“渋谷系”を代表するミュージシャン・小沢健二の名曲「ラブリー」を歌う女の子たちの声に合わせ、ハルコとケンイチらしき姿が映し出される。キュートで軽やかなラブソングとともに東京の街を駆け巡る2人の姿が、今この瞬間に恋をしている若者たちだけではなく、誰しもが経験した“あの頃”のときめきを思い起こすような内容になっている。

ジオラマボーイ・パノラマガール」は、今秋に東京・新宿ピカデリーほかで全国公開。


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