経済危機とアッパークラスの主婦のマウンティング合戦を描く「グッド・ワイフ」7月公開
2020年4月27日 12:00
[映画.com ニュース] 経済危機に見舞われた1982年のメキシコを舞台に、アッパークラスの主婦たちの戦いを描いた映画「グッド・ワイフ」の公開が、7月10日に決定。このほど予告編とポスタービジュアルがお披露目された。
裕福な夫の“妻”として生きる女たちのマウンティング合戦を通し、現代女性にとっての愛や結婚、さらにはアイデンティティを模索するスタイリッシュなドラマ。経済危機をきっかけに“富”という心の拠り所が崩れ去った、セレブ主婦ソフィアの内的葛藤を活写する。2018 年のトロント国際映画祭でのワールドプレミアを皮切りに、多くの国際映画祭で絶賛され、2019年メキシコ・アカデミー賞では13部門にノミネート、主演女優賞ほか4部門を受賞した話題作だ。
物語の舞台となるのは第91回アカデミー賞で外国語映画賞ほか3冠に輝いたアルフォンソ・キュアロン監督作「ROMA ローマ」から 10年後のメキシコ。同国を代表する女性作家グアダルーペ・ロアエサによる社会風刺の効いた小説「Las Ninas Bien」を原案に、新鋭の女性監督アレハンドラ・マルケス・アベヤがメガホンをとった。
この度、公開された予告編では、主人公となるセレブ妻の“女王”ソフィアを始め 1980年代当時の アッパークラスの主婦たちの贅沢な暮らしぶりと、女たちの激しい“マウンティング”バトルを切り取った。また、当時最先端のゴージャスなファッションやライフスタイル、カルチャーも見どころだ。
7月10日からYEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開。