デニス・ホッパー「ラストムービー」&ドキュメンタリー「狂気の旅路」6月17日発売
2020年4月19日 20:00

[映画.com ニュース]「イージー★ライダー」(1969)のデニス・ホッパーの監督第2作「ラストムービー」(71)と、鬼才の半生を映した新作ドキュメンタリー「デニス・ホッパー 狂気の旅路」(2017)のブルーレイとDVDが6月17日に発売される。
「ラストムービー」は、映画撮影のため南米ペルーへやって来た主人公が、映画作りを模した村で奇妙な儀式に巻き込まれ、虚構と現実の境界を超えた世界へと突入していく。狂気に陥る主人公カンザスをホッパーが自ら演じ、ジュリー・アダムス、映画監督のサミュエル・フラー、ホッパーの盟友ピーター・フォンダが共演。1971年ベネチア国際映画祭で好評を博すが、難解な内容と前衛的な構成に困惑したユニバーサルのトップにしてハリウッド最大の権力者ルー・ワッサーマンは再編集を指示。それを断固拒絶したことで、ホッパーは酒とドラッグに溺れ、映画監督として10年の空白期間を迎えることになるいわくつきの作品。今回の国内初ディスク化で、多くの映像特典と詳細資料を付属したブルーレイディスク2枚組の最終盤(税別8800円)と、通常版(ブルーレイ4800円、DVD3800円ともに税別)が発売となる。
同時発売の「デニス・ホッパー 狂気の旅路」(ブルーレイ4800円、DVD3800円ともに税別)は、アメリカでは「異端」、ヨーロッパでは「天才」と呼ばれたホッパーの大ファンだったニック・エベリング監督が、70年代初頭から約40年にわたりホッパーの右腕だった男サティヤ・デ・ラ・マニトウを中心に、数々の知人たちの証言、貴重な未公開映像をもとに構成したドキュメンタリー。フランシス・フォード・コッポラ、デビッド・リンチ、ビム・ベンダース、ジェームズ・ディーン、ピーター・フォンダ、ジャック・ニコルソン、ショーン・ペンらが出演。
(C)1971 The Hopper Art Trust, All Rights Reserved
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