「E.T.」撮影監督が新型コロナ合併症で死去 スピルバーグ監督が声明を発表
2020年4月17日 14:03
[映画.com ニュース] スティーブン・スピルバーグ監督作品の撮影監督と知られ、アカデミー賞撮影賞に5度ノミネートされたアレン・ダビューさんが4月15日(現地時間)、新型コロナウイルス感染の合併症で死去していたことがわかった。77歳だった。
ダビューさんは、1942年6月14日に米ルイジアナ・ニューオリンズで生まれ、ロサンゼルスで育った。67年にスピルバーグ監督と出会い、スピルバーグ監督の短編「Amblin」(1968)の撮影監督を務めた。その後、スピルバーグ監督作である「E.T.」(82)、「カラーパープル」(85)、「太陽の帝国」(87)、バリー・レビンソン監督の「わが心のボルチモア」(90)、「バグジー」(91)でアカデミー賞撮影賞にノミネートされた。
ダビューさんは、2012年から車いす生活を送っており、映画とテレビ業界で働く人々のために設立された基金が運営する医療サービスのある施設で暮らしていた。死去の発表は同施設からなされた。
ダビューさんの訃報を受け、スピルバーグ監督は声明を発表。「アレンは素晴らしいアーティスト。そのあたたかさと人間性は、彼のレンズと同じくパワフルだった。類稀な才能の持ち主で、美しい人でした」と追悼している。