小川紗良監督2作品、8月31日までYouTubeで無料配信「おうち時間のおともに」
2020年4月9日 09:00
[映画.com ニュース] 女優や監督、執筆家として活躍する小川紗良がメガホンをとった短編作品「あさつゆ」(youtu.be/3x1StFIjuEk)と「最期の星」(英語字幕つき)(youtu.be/2Tb_jfK2V3Q)が、YouTubeで8月31日まで無料公開されていることがわかった。小川は自身のTwitterで、「『あさつゆ』は脚本の書き方も撮影の仕方も何も知らずに撮った大学1年生の時のもの、『最期の星』は授業で制作してPFFに入選した作品です」と紹介し、「よろしければ、おうち時間のおともに」「初期らしさも含めてお楽しみください」と語っている。
2019年に早稲田大学を卒業した小川は、NHK連続テレビ小説「まんぷく」「フォローされたら終わり」「アライブ がん専門医のカルテ」など、話題作への出演が続く若手注目株。女優業のかたわら、映画監督としても精力的に活動しており、高校時代に学校行事を撮影、編集し、校内で上映した映像からキャリアをスタートさせた。これまで「あさつゆ」「BEATOPIA」「最期の星」を手掛けており、撮影監督の山崎裕とタッグを組み、母の故郷である鹿児島・阿久根市で撮影した長編映画初監督作「海辺の金魚」(今冬以降公開予定)が待機している。
「あさつゆ」は小川が監督、脚本、編集、そして主演を務め、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016に入選した監督デビュー作。早稲田大学の映画サークルに所属し、1年生の6月に撮影した。小川未祐を主演に据えた「最期の星」は、高校生時代の実体験に基づいた物語。高校生活になじめず友人もいない琴子が、闘病のため1度も登校したことがない女子生徒“さっちゃん”と交流するさまを描いた。第40回ぴあフィルムフェスティバルのコンペティション「PFFアワード」に選出され、さぬき映画祭、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭、沖縄国際映画祭、あいち国際女性映画祭などで上映を重ねた。
他にも、コロナウイルスの感染拡大に伴い外出自粛が要請される状況を受け、様々な映画監督が自宅で楽しめる作品を提供している。「ハッピーアワー」「寝ても覚めても」で知られる濱口竜介監督の「天国はまだ遠い」(英語字幕つき)は、4月28日までVimeo(https://vimeo.com/206682021)で無料配信されている。AVのモザイク付けを生業とし、女子高生・三月との奇妙な共同生活を送る雄三が、三月の妹から電話を受けることから始まる物語を紡ぐ。「COMPLY+-ANCE コンプライアンス」を手掛けた岩切一空監督の「花に嵐」(英語字幕つき)も、YouTube(https://m.youtube.com/watch?v=qrrqk4bQTwI&feature=youtu.be)で公開中。大学の映画サークルに所属し、映像日記を撮る“僕”が、行く先々に現れる女の子からの依頼に巻きこまれていくさまを、疑似ドキュメンタリーのような形式で撮影した。
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ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
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