山崎賢人主演「劇場」、無観客の劇場で完成報告 ポン・ジュノ監督から祝福コメントも

2020年3月25日 20:42

会見した(左から)又吉直樹、松岡茉優、山崎賢人
会見した(左から)又吉直樹、松岡茉優、山崎賢人

[映画.com ニュース] 又吉直樹が芥川賞受賞作「火花」より前に書き始めた恋愛小説を映画化した「劇場」の完成報告イベントが3月25日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われた。

イベントには又吉をはじめ、主演を務める山崎賢人、共演する松岡茉優寛一郎行定勲監督(「世界の中心で、愛をさけぶ」「ナラタージュ」)が出席。新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、無観客での実施となり、山崎は「お客さんのいない劇場はさみしいですね。本当はお客さんに見ていただきたかったですが、このようなご時世なので……」と悔しさをにじませ、「(映画は)見てもらって初めて成立すると改めて思った」としみじみ語った。

前衛的な作風が災いし劇団が開店休業の状態が続く脚本家兼演出家の永田(山崎)と、女優になる夢を抱いて上京し、服飾の大学に通う学生の沙希(松岡)の恋愛模様を軸に、理想と現実の間で苦闘する表現者のジレンマを描き出す。

山崎は「人間としてのダメさや弱さに、共感できる部分もある」と役どころに理解を示し、「信じたことがうまくいかないときでも、最後には良い方向に向かうんじゃないかと思える作品」だとアピール。「見終わったとき、大切な人を思い浮かぶはず」と話していた。

この日のために、行定監督と親交があるアカデミー賞監督のポン・ジュノがコメントを寄せ、「成長と克服にまつわる物語で、青春期の男女の繊細な調律師である行定監督ならではの熟練した老練な腕前、力量を再確認させてくれる作品でした。まさに行定監督にしか作りえない、繊細な愛の物語である点で、非常に印象深かったです。芸術家が抱く不安や苦痛をリアルに描いている」と祝福とともに、作品を絶賛。行定監督は「いまや“別格”であるポン・ジュノ監督が、ある種特殊な語りの作品から、普遍的なものをくみ取ってくれて、ありがたい」と感謝していた。

劇場」は、4月17日から全国公開。伊藤沙莉浅香航大、4人組人気バンド「King Gnu」のボーカル・井口理らが共演している。

(映画.com速報)

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