有罪確定のワインスタイン、「ジェニファー・アニストンを始末するべき」発言が明らかに
2020年3月11日 21:37

[映画.com ニュース] 性的暴行で有罪が確定したハリウッドの大物プロデューサー、ハーベイ・ワインスタインの裁判所記録が閲覧可能となったことで、驚くべき新事実の数々が明らかになった。
米バラエティによると、量刑言い渡しを前に公開された同文書は約1000ページにも及び、米ニューヨーク・タイムズ紙ならびにニューヨーカー誌の暴露記事によって性的暴行疑惑が浮上した2017年10月直後から、ワインスタインがスキャンダルを封じ込めるべく、米大手エージェンシーやテレビ局のトップ、政界の有力者らに送った膨大なメールが納められているという。
そのなかには、米ナショナル・インクワイアラーの記者から「ジェニファー・アニストンがワインスタイン氏に性的暴行を受けた旨を記事にします」との事前通告を受けたワインスタインが、同年10月31日付で自身の代理人に送った「ジェニファー・アニストンを始末するべきだ」というショッキングなメールも含まれていたという。この件についてコメントを求めた同紙に対し、アニストンの代理人は「ナショナル・インクワイアラーの報道は事実無根であり、ジェニファーはハーベイからセクハラ行為や性的暴行を受けたことなどありません」と強く否定している。
また、複数の女性に対してセクハラ行為をはたらいていた事実を、インタビューなどで漏らす危険があると見なした人物を、ワインスタイン自らリストアップした“ブラックリスト”の全貌も明らかになった。
7週間にわたる公判の間、検察側が陪審員に開示するよう再三再四求めたものの、性的暴行の被害を告発したひとりである女優のアナベラ・シオラを除き、リスト上の名前が明かされることはなかったが、ついに明らかになった同リストに掲げられていたのは、70人。そこには、シオラと同じく被害を名乗り出たローズ・マッゴーワンやゼルダ・パーキンス、リセット・アンソニーらの女優と並んで、ベン・アフレックの名前も記されていたという。
アフレックは、ワインスタイン・カンパニーの前身であるミラマックス製作の映画「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」(1997)でブレイク。その翌年、「恋におちたシェイクスピア」にも出演するなど、ワインスタインのお気に入り俳優として知られていたが、長年にわたり性的暴行とセクハラを繰り返していた事実が明るみに出たことを受け、ミラマックスとワインスタイン・カンパニー作品への出演料を慈善団体に寄付すると表明していた。
ワインスタイン・カンパニーの元社員ミリアム・ハーレイに対する第1級犯罪的性行為、女優志望だったジェシカ・マンに対する第3級強姦で有罪判決を受けたワインスタインの量刑言い渡しは、3月11日(現地時間)に米ニューヨーク地方裁判所で行われる。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

入国審査
【これめっちゃ面白かった】この2人、空港の入国審査で何時間も尋問される…一体なぜ? 衝撃の結末へ
提供:松竹

またピクサーが大傑作つくったんですか…
【大人がボロボロ泣く感動超大作】両親を失った主人公の再生。そのままの君が好きだよ。
提供:ディズニー

映画界を変える“究極の推し活”がある。
【革命的すぎてヤバい】大好きな俳優と映画を、まさかの方法でとことん応援できる!!
提供:フィリップ証券

ジュラシック・ワールド 復活の大地
【超絶パワーアップ】マジ最高だった!! 究極のスリル、圧倒的な感動、限界突破の興奮!!!
提供:東宝東和

何だこのむちゃくちゃ“刺さる”映画は!?
【尋常でなく期待してる】“命より大事な誰か”のためなら、自分の限界を超えられる。
提供:ディズニー