シャーリーズ・セロン、共演女優が心の支えに 「スキャンダル」インタビュー映像
2020年2月18日 13:00
[映画.com ニュース] 2016年にアメリカで実際に起こった女性キャスターへのセクハラ騒動を映画化した「スキャンダル」から、主演・製作を務めたシャーリーズ・セロンのインタビュー映像が公開された。
本作は、全米で視聴率1位を誇るテレビ局「FOXニュース」で実際に起きたセクハラスキャンダルの裏側を描いた作品。FOXニュースのトップキャスターだったメーガン・ケリーに扮したセロンの特殊メイクも話題になっており、第92回アカデミー賞では、メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞した。
本作について、セロンは「この作品に描かれているテーマが普遍的であるということを、日々実感している。ニュースでも取り上げられて、世間的にも話題になっている。こういった流れを生んだ人物にスポットを当てるのは良いことよ」と話す。さらに、ハーベイ・ワインスタインのセクハラ騒動に触れつつ、作品で描かれているようなハラスメント問題についても「これは否定できない事実だし、もう無視できない物語よ」と強く訴える。
ベテランキャスターであったグレッチェン・カールソンを演じたニコール・キッドマンについては、「本当に素晴らしかった。努力もそうだし、熱心な取り組み方も、映画をサポートしたいという情熱には感動したわ」と印象を明かす。「この映画を推し進めなくてはいけなかった時、彼女に電話をしたの。すごく恐れながら、ニコールが企画から外れるかどうか聞いてみたの。『シャーリーズ、私はどこにも行かないわ。あなたの味方よ』と言ってくれた。彼女のような味方がいてとても心強かったわ」と、助けられたエピソードも披露している。
「スキャンダル」は2月21日から全国公開。