ヨーロッパ企画初の長編映画の公開日決定! 上田誠「劇団じゃないとやれない映画」
2020年2月5日 18:00

[映画.com ニュース]京都を拠点に活動を続ける劇団・ヨーロッパ企画による初の長編映画「ドロステのはてで僕ら」の公開日が4月25日に決定。あわせて、第1弾ビジュアルと、原案・脚本の上田誠、監督を務めた山口淳太のコメントが到着した。
ヨーロッパ企画は、本公演以外にも、イベントやバラエティ番組制作、ラジオ、 携帯アプリ開発など、演劇の枠に捉われず多方面にわたってコンテンツ制作を展開し、劇団員がそれぞれショートフィルムの監督を手がけているのも特徴だ。劇団代表の上田が生み出したのは、「ゴ」「タイムマシン」「ハウリング」「恋の小フーガ」 「タイムブック」といった“時間”がテーマの作品ばかり。CG全盛期の時代に、合成を一切使わず、アナログ撮影&長回しによってタイムトラベルを映像化する手法が話題を呼んでいた。「ドロステのはてで僕ら」は、これまでに上田が模索してきた“時間映画”の長編映画化となる。
とある雑居ビルのカフェで起こった、SFめいた事象。テレビとテレビが「時間的ハウリング」を引き起こし、2分前と2分後がつながってしまうという設定でストーリーが展開する。第1弾ビジュアルには「時間のパズルに殴られろ。」というコピー、メンバーの諏訪雅が撮影した写真が使用されている。
上田は「初のオリジナル長編映画、しかもちょっと普通じゃやらないような撮影方法にみんなで挑んでみるというのは、久しぶりのときめきです」と胸中を吐露。「劇団の感じすごいあります。劇団じゃないとやれない映画だと思うから。つまりはちょっとムリめなことをするということ。そのために劇団はあります。 多分うまくいかなかったり、おしたり、揉めもするでしょう。相当なピンチもあるかも。誰かがミスしたらやりなおしで、それが重なると朝まで、みたいな撮影です。クランクインしたくないです」と語っている。
一方、山口監督は「今日からリハーサルが始まります。準備期間もあっという間に過ぎ去りました。動きが早いプロジェクトです。映画のストーリー自体もとてつもないスピードで進む話になりました。このすべての勢いがドロステのはてまで届けばいいなと思います。ヨーロッパ企画メンバーはほぼ全編にわたり出演しています。体力・精神力ともにすり減らされそうです。上田さんの本当の恐ろしさを知れるクレイジーなお話ですので、ぜひぜひご期待くださいませ」とアピールしている。
「ドロステのはてで僕ら」のキャストは、ヨーロッパ企画のメンバーと藤谷理子。さらに、ヨーロッパ企画と初タッグとなる女優がヒロインに決定。後日詳細が発表される。4月25日から東京・下北沢トリウッド、京都シネマほか全国順次公開。
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