韓国系アメリカ人監督作、サンダンス映画祭でグランプリと観客賞をW受賞
2020年2月4日 14:00

[映画.com ニュース] 米インディペンデント映画の祭典として知られるサンダンス映画祭が2月1日(現地時間)に閉幕し、リー・アイザック・チョン監督の「Minari(原題)」がグランプリと観客賞をダブル受賞した。
同作は、米アーカンソーで生まれ育った韓国系アメリカ人のチョン監督による自伝的作品で、米西海岸からアーカンソーに引っ越した韓国系ファミリーの葛藤を描く作品。父親役を「ウォーキング・デッド」のスティーブン・ユァンが演じており、制作をブラッド・ピットの製作会社プランBが手がけている。
サンダンス映画祭は、かつてはコーエン兄弟やスティーブン・ソダーバーグ監督、ブライアン・シンガー監督、ロバート・ロドリゲス監督、デビッド・O・ラッセル監督らを輩出し、若手映画作家の登竜門として名を馳せたことで知られる。最近は13年にライアン・クーグラー監督(「ブラックパンサー」)の「フルートベール駅で」、14年にはデイミアン・チャゼル監督(「ラ・ラ・ランド」)の「セッション」にそれぞれグランプリと観客賞を授与していることから、再び注目を集めている。
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