「AI崩壊」主演の大沢たかお、飲み会で“現場崩壊”救った!
2020年1月31日 19:01
[映画.com ニュース]人工知能の暴走を描いた近未来サスペンス「AI崩壊」が1月31日、全国346スクリーンで封切り。東京・新宿ピカデリーで初日舞台挨拶が行われ、主演の大沢たかおをはじめ、共演する共演する賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、入江悠監督(「22年目の告白 私が殺人犯です」)が登壇した。
2030年の日本を舞台に、暴走したAIが生きる価値のない人間を選別して殺害していく恐怖を描いた近未来サスペンス。大沢は医療AI「のぞみ」の開発者であり、AI暴走後には身に覚えのないテロ容疑で追われる天才科学者の桐生浩介を演じ、「日本映画が苦戦する中、僕ら俳優部と100人近い現場スタッフが必死に頑張った。ここにいるキャストの皆さんも、どんどん(メディアで)宣伝活動をしてくださった」と感謝とともに、映画の船出に感無量の面持ちだった。
そんな大沢に対し、「現場にいらっしゃるだけで安心感がある。言葉でどうこう言うのではなく、ついていきたくなる背中」(賀来)、「大沢さんが現場にいてくだされば、もう大丈夫だなと」(岩田)と全幅の信頼。広瀬も「とてもクールで、口数が少ないイメージでしたが、実際はそんなことなくて。お父さん……というと失礼かもしれませんが(笑)」と大沢が頼れる存在だったと振り返った。
入江監督によるオリジナル脚本をもとに、大規模な全国縦断ロケを敢行した本作。入江監督は「面白い映画を作れば、新しい風が起こせるんじゃないかという気概があった分、スタッフ間がギスギスすることも。そんなときに大沢さんが飲み会を開いてくださり、スタッフを慰労してくれた。おかけでまた一致団結できた」と謝意。大沢は「かなり激しくぶつかり合う現場で、怒鳴り合いも。なので『一回みんなで飲みましょう』って。僕は減量中だったが、監督は普通に飲んでいて(笑)」と“現場崩壊”を救った舞台裏を明かしていた。
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