映画版「21世紀の資本」予告 ピケティ本人が監修&出演、数式を使わず理論を映像で表現
2020年1月24日 17:00
史上最も重要な経済学書として世界中から注目を集め、2014年に日本でも発売され一大ブームを巻き起こしたフランスの経済学者トマ・ピケティによる経済学書「21世紀の資本」。700ページという超大作のため、完読が難しいと言われているが、著者のピケティ自身が監修から出演までこなし、専門知識のない人も五感だけで理解できるよう、本で実証した理論を難しい数式など一切使わずに映像で表現。「ウォール街」「プライドと偏見」「レ・ミゼラブル」「ザ・シンプソンズ」などの映画や小説、ポップカルチャーなどをふんだんに使って、過去300年の世界各国の歴史を“資本”の観点から切り取っている。
予告編では、ピケティが登場し、「21世紀は恐ろしい時代に突入する。それは歴史が証明している」と明言。その後、18世紀の貴族制、第2次世界大戦、レーガン元大統領の有名なフレーズ「アメリカを再び偉大に!」など、過去300年のフッテージを映し出し、社会を混沌とさせた出来事をなぞりながら、衝撃の真実に迫っていく。音楽をフランスのエレクトロポップ・デュオ、エール(Air)のジャン=ブノワ・ダンケルが担当している。
「21世紀の資本」は3月20日から、新宿シネマカリテ他全国順次公開。