21世紀の資本

劇場公開日:

21世紀の資本

解説

2014年に日本でも発売され、ブームを巻き起こしたフランスの経済学者トマ・ピケティの同名経済学書を映画化した社会派ドキュメンタリー。35カ国で翻訳され、経済学書としては異例の300万部という売り上げを記録したトマ・ピケティの「21世紀の資本」を、著者のピケティ自身の監修、出演で映像化。700ページを超えるため、完読が困難とも言われるこの本を専門家でない一般の人も五感で理解できるように難しい数式などを用いず映像で表現していく。「ウォール街」「プライドと偏見」「レ・ミゼラブル」「ザ・シンプソンズ」といった映画や小説、ポップカルチャーなどを使った構成で、「資本」の観点から過去300年の世界各国の歴史を切り取っていく。フランスのエレクトロポップデュオ「エール(Air)」のジャン=ブノワ・ダンケルが音楽を担当。

2019年製作/103分/G/フランス・ニュージーランド合作
原題または英題:Capital in the Twenty-First Century
配給:アンプラグド
劇場公開日:2020年3月20日

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映画レビュー

2.5人類の性(さが)を延々見せつけられる映画

2020年6月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

①調子に乗る。人握りの者が富む。
 ↓
②貧しいものが不満を持つ。
 ↓
③破壊(戦争・壁崩壊・革命、等)
 ↓
④反省しながら再建。いい感じ。
 ↓
※①に戻る

④の段階がずっと続けばいいのだが、どうしても個々人だと「頑張って、より富むこと」をめざしてしまう。 その結果繰り返す。。
「中庸を旨とすべし。」ってやっぱ大事なんだな。  あと個々人ではどうしても厳しいのでこういうときこそ政治の力だ。

今おこっている「コロナ」は③に相当する。
行き過ぎたグローバリズムや旧態依然とした慣習に破壊がおこった。
反省を忘れてすっかり元に戻ってしまうのでなく、この教訓を未来に活かしたい。

※映画としては1800円払ってまで観る価値はないように思う。
 映像は早回しが多く、単調だ。(途中寝てしまっていた。。) NHK特集で観るので十分。

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momokichi

3.5☆☆☆★★ 観客2名。簡単に。 オツムが弱くて、映画ぎ伝える内容の...

2024年3月9日
iPhoneアプリから投稿

☆☆☆★★

観客2名。簡単に。

オツムが弱くて、映画ぎ伝える内容の(おそらく)2割程度しか理解出来てはいませんが💦

金持ちの家に生まれた者は、何もしなくても金持ちの生活を満喫出来るのが資本主義の世の中。

…何だがなあ〜(´-`).。oO

貧乏人は、とんでもない奇跡(普通に生活していた場合)が起こらない限りは、一生裕福な生活は送れないのが資本主義の世の中。

…何だがなあ〜(p_-)

本当は、その図式化された世の中で。我々がどうすればその流れを止め、変化させる事が出来るヒントが語られていたのかも知れない。

…のだが!

もうダメ(。-_-。)

何しろこちらには、生来の貧乏人気質が身に深く染み込んでしまっているだけに(-_-;)

精々、残り少なくなりつつある人生。
その少ない時間の中で、なるべく正直であり続け。生まれ変わった際に、《何らかの奇跡が起こらんかなあ〜》…と。金持ちのスキルが上がるのを待つしか無いです_:(´ཀ`」 ∠):
(そんな間違った考えに、神様の怒りの鉄槌が振り降ろされませんように、、、ナンマイダブ!ナンマイダブ!)

2020年6月16日 MOVIX柏の葉/スクリーン5

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松井の天井直撃ホームラン

0.5『タックスヘイブン』と『タックスヘブン』は違うぞ!

2024年1月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
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マサシ

4.0市場原理は万能なのか!?

2023年2月8日
iPhoneアプリから投稿

世界的ベストセラー「21世紀の資本」を映画化。

資本主義は格差拡大を生み、このまま行けば18-19世紀の莫大な格差が復活しかねないと警告する。

格差拡大が起これば、分厚い中間層が破壊され、権力は一部の権力者に集中され、貧困=死という悲惨な運命が待っている。また、政治は不安化しナショナリズムが蔓延り、分断が加速されていくだろう、と。

格差悪化の理解に重要なのは、経済が生み出すお金のうち労働者の取り分が減っているということ。しかし、労働者の支援を充実させる福祉国家を目指せば、グローバル競争の中では、敗者になるしかない。グローバル化を勝ち抜くには、価格を下げるための労働者の取り分を減らす事だ。

資本移動とグローバル化によりより一層資本は虚構と化し、連帯は壊れシステムは脆弱になっている格差増大と永続化をさけるには累進資本課税が必要であると、トマ・ピケティが提唱する。

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ビリケン