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モトーラ世理奈主演「風の電話」ベルリン国際映画祭に正式出品!

2020年1月22日 21:00

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実在する「風の電話」がモチーフになった
実在する「風の電話」がモチーフになった
(C)2020 映画「風の電話」製作委員会

[映画.com ニュース] モトーラ世理奈が主演する「風の電話」が、2月20~3月1日(現地時間)に開催される第70回ベルリン国際映画祭「ジェネレーション部門」に正式出品されることが決定した。

本作のモチーフとなったのは、2011年にガーデンデザイナーの佐々木格氏が「死別した従兄弟ともう一度話したい」という思いから自宅の庭に設置した“風の電話”。東日本大震災以降、今は会えない家族や友人に心で話すことができる風の電話には、3万人を超える人々が訪れている。

映画では、東日本大震災で家族を失った主人公ハルが、広島から故郷・岩手県大槌町へ向かう旅を通じて、風の電話へとたどり着く様子を描く。ハルをモトーラが演じるほか、西島秀俊三浦友和西田敏行ら実力派が結集した。

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「ジェネレーション部門」は、本作が出品される「Generation 14plus」と「Generation Kplus」という2つのコンペで構成されており、発掘作品や若者が出演する作品を対象としている。ベルリン国際映画祭は、本作の選出理由を「主人公の若い女性の視点から、まだ過去とは言えない日本社会のトラウマとその風景を幅広いキャラクターとストーリーで、繊細かつエモーショナルに描いたロードムービーです。これは、映画だからできる素晴らしい作品だと思っています。このことを、我々は、ぜひベルリンで称えたい」と述べている。

メガホンをとった諏訪敦彦監督は「ジェネレーション部門は『ユキとニナ』以来10年ぶりの参加となりますが、青少年たちの熱気に包まれた素晴らしい体験をしたことを覚えています。日本人の少女ハルの心が、ヨーロッパを生きる彼らとどのような出会いを生むのかを想像して興奮しています」とコメントを寄せた。諏訪監督は、現地で記者会見及びレッドカーペットに登壇する予定。

風の電話」は1月24日から全国公開。


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