大沢たかお、邦画界に危機感「生き残りかけて戦わないと」 主演作「AI崩壊」に自信
2020年1月14日 20:03

[映画.com ニュース] 俳優の大沢たかおが1月14日、都内で行われた主演作「AI崩壊」のジャパンプレミアに出席。オリジナル脚本をもとに、大規模な全国ロケを敢行した本作について「挑戦している作品」と自信を示し、「生き残りをかけて戦わないと、僕ら映画人も消える存在。アジアの作品が勢いづくなか、日本はちょっと負けそうなしんどいときだが、それでも戦って評価されたい」と邦画界への危機感を語った。
2030年の日本を舞台に、暴走したAIが生きる価値のない人間を選別して殺害していく恐怖を描いた近未来サスペンス。大沢は医療AI「のぞみ」の開発者であり、AI暴走後には身に覚えのないテロ容疑で追われる天才科学者の桐生浩介を演じ、「きっと僕らの近未来にも起こる出来事。自分ならどうするか、何ができるのか考えさせる作品だと思うので、エンターテインメントの未来を感じながら、楽しんでください」とアピールしていた。
ジャパンプレミアには大沢をはじめ、共演する賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、芦名星、玉城ティナ、松嶋菜々子、三浦友和、入江悠監督、主題歌「僕らを待つ場所」を歌うシンガーのAIが出席した。

大沢と松嶋は5度目の共演で、今回が初めての夫婦役。大沢が「2人の共演の集大成になればと、(撮影の)前日から興奮し緊張していたが、松嶋さんのほうは『そんなのわかってるわよ』くらいの感じで(笑)。僕だけ勝手にすり寄っていた」と照れ笑いを見せると、松嶋は「何度かご一緒しているので、気心知れた雰囲気で、本来難しいはずの夫婦役もリラックスして演じられた」と振り返った。
オリジナル脚本も手がけた入江監督は「企画が通ったのが奇跡。皆さんに夢をかなえていただいた」と喜びと感謝を語る一方で、「これがコケたら、僕はいなくなる。そんなハラハラした気持ちで撮っていた」と本音も。「子どもの頃の自分を救ってくれたのが映画。この『AI崩壊』も誰かにとって、そういう作品になってくれれば」と強い思い入れを語っていた。
「AI崩壊」は1月31日から全国で公開。
(C)2019「AI崩壊」製作委員会
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