7年以上の歳月をかけて完成したアニメ映画「音楽」封切り!前野朋哉ら感激の面持ち
2020年1月11日 16:12

[映画.com ニュース] 俳優としても活躍する漫画家・大橋裕之のコミック「音楽 完全版」をアニメ映画化した「音楽」の初日舞台挨拶が1月11日、東京・新宿武蔵野館で行われ、声優を担当した俳優の駒井蓮、前野朋哉、芹澤興人、平岩紙、岩井澤健治監督、原作者の大橋が登壇した。
楽器を触ったことがない不良学生たちが思いつきでバンドを始める漫画をアニメ化した本作は、岩井澤監督がほぼ独力による個人制作を敢行。71分の本編を7年の歳月をかけて手描きで仕上げたといい、作画枚数は4万枚を超えた。また、実写の動きをトレースする「ロトスコープ」という手法を駆使するなど、ユニークな手法が特色の1本となっている。そんな作品だけに、満員の観客を前にした岩井澤監督も「感無量です」と感激の表情だった。

主人公のバンドメンバー太田を演じた前野は、もともと原作の大ファンだったという。「Twitterで『音楽』(の制作)が始動していると知って、『激アツじゃん。映画館に見に行こう』と思っていたら、ちょうど1年前くらいに大橋さんから声優はどうですかとお話があって。手が震えちゃって。同時にプレッシャーもありましたけど、テンションもあがりましたね」と述懐する。
同じくバンドメンバー朝倉の声を務めた芹澤は、今回が声優初挑戦。「やはりタイミングや尺も決まっているので、その中で収めないといけないのが難しかった」と振り返るが、岩井澤監督は「実は今回の映画で初めにイメージしていたのが、朝倉役の芹澤さんで。かなり早い段階からお願いしたいと思っていました」と明かした。

ヒロイン・亜矢に扮した駒井は、「原作を読ませていただいた時に、ビジュアルがスケバンで、髪型も独特だった。スケバンってどんな感じなんだろうと思っていたんですけど、オーディションの時はビジュアルは気にしないでやってくださいと言われたので。それからはいかに可愛らしく、見た目とのギャップを意識しながら。青春感を意識しながらやりましたね」と語り、笑みを浮かべていた。
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