仲野太賀×ナマハゲ! 是枝裕和監督率いる「分福」が新人・佐藤快磨の新作を支援
2020年1月10日 13:40

[映画.com ニュース] 秋田県出身の新人映画監督・佐藤快磨のオリジナル脚本による劇場映画「泣く子はいねぇが(仮題)」の製作が決定。製作幹事にバンダイナムコアーツ、企画協力に「万引き家族」の是枝裕和監督率いる映像制作者集団・分福、制作プロダクションとしてAOI Pro.が集い、実力派俳優・仲野太賀が出演することがわかった。
「ガンバレとかうるせぇ」「歩けない僕らは」を手がけた佐藤監督が脚本、編集も兼ねる本作は、青春の終わりをテーマに、迷いながら大人になっていく20代の若者たちの姿を描くもの。物語のモチーフとして、ユネスコの無形文化遺産に登録された来訪神行事「男鹿のナマハゲ」が重要な役割を担っており、“「分福」×「男鹿のナマハゲ」”というポイントによって、世界の映画祭への出品を目指している。
佐藤監督は「長い間あたためてきた映画の企画が、生まれ育った秋田で実現します。4年間でたくさんの男鹿半島の人々にお会いして、たくさんの方々にご協力頂きました。新人監督がオリジナルの脚本で商業映画デビューできるというのは本当に幸せなことですので、皆さんへ感謝の気持ちでいっぱいです」と胸中を吐露。「今回、最も信頼している俳優・仲野太賀さんと一緒に、秋田の若者たちの“青春の終わり”を描きます。正しくなければいけないけれど、正しくないことにふと救われるような、そんな世界を、秋田の風景、そして“男鹿のナマハゲ”を通して見つめていきたいと思っています」と語っている。

是枝監督が佐藤監督のアイデアを聞いたのは、3年前のこと。「読ませてもらった脚本がとにかく面白かった。登場人物たちの台詞がとてもリアルだったし、何より監督の切実さが伝わってきて、きっと佐藤さんはこれを撮らないと先へ進めないだろうと思い、背中を押すことに決めました。理由はよく分かりませんが、なんだかいつも余裕のあるふりをしているので、撮影現場で目の色を変えて必死になっている佐藤さんを早く見てみたいです。次世代の才能ある監督の登場を心待ちにしています」とコメントを寄せている。
本作の大部分は、男鹿市での撮影を予定。男鹿市は、映画製作を全面的にサポートするべく、有志とともに「佐藤監督を応援する会」を設立した。撮影現場での郷土料理の炊出し(だまこ鍋、男鹿しょっつる焼きそばなど)、撮影のサポートを行うべく、協賛募っている。協賛申し込みに関する問い合わせは、男鹿市観光協会で可能だ。
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