藤原竜也、「カイジ」最終作でジャンケン18時間「ルールが複雑、よく分からなくなった」
2020年1月7日 17:01

[映画.com ニュース] 俳優の藤原竜也と福士蒼汰が1月7日、映画「カイジ ファイナルゲーム」の東京・スペースFS汐留で行われた特別試写会で舞台挨拶に登壇した。
藤原はこの日が仕事始めで、年末年始は「割と早く仕事を納められたので、ダラダラしていただけ。寝正月よりひどいかもしれない。気が付いたら年が明けていた感じで、それもまた幸せなこと」という。一方の福士も実家に帰り、「母親の雑煮がめちゃくちゃ好きで、それを食べると実家だなと感じる。おもちが、昆布ともち米をミックスしたものなんです」と楽しそうに明かした。
撮影は約1年前で、序盤に2人が対じするクライマックスの「ゴールドジャンケン」のシーンがあり、藤原は「朝行って深夜まで、18時間くらいずっとジャンケンをしていた。ルールも複雑で、やっているうちによく分からなくなって大変だった」と苦笑。対する福士は、藤原との共演が念願だったそうで「カイジができ上がっていく過程を目の当たりにできて、ザワザワしながら見ていた」と振り返った。
9年ぶりのカイジ役にも藤原は、「セットが独特で、ものすごくスケールの大きなものを造っていただけたので、衣装を着て日常では味わえない空間に入れば、自然と懐かしい気持ちになれた。セリフも特徴的なので、スピードとテンションを持って的確に伝えることを意識した」と強調。その上で、「新しい前作をしのぐゲームも入っているので、いい作品になったんじゃないかな」と手応え十分の様子だ。
カイジを追い詰める役どころの福士も、「自分が正義だという強い信念を持って臨んだ。出ている僕が見ても、ゲームもストーリーも面白い」と自信たっぷり。そして、「僕やマッケン(新田真剣佑)、関水渚さんら若いメンバーが現れることによって、カイジとどう向き合うかも楽しみにしてほしい」とアピールした。
「カイジ ファイナルゲーム」は、東京五輪後に生まれた格差社会の底辺で暮らすカイジが、一攫千金を狙って命を懸けた数々のギャンブルに挑んでいく完全オリジナルストーリーによるシリーズ最終作。1月10日から全国で公開される。
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