ゴールデングローブ賞のメニューが肉・乳製品なしのビーガン向けに
2020年1月6日 18:00

[映画.com ニュース] ハリウッド外国人記者クラブ(HFPA)が主催するゴールデングローブ賞は、ホテルの宴会場で円卓を囲んで行われるため、食事やアルコール類を楽しむことができるユニークな授賞式として知られている。1月5日(現地時間)に開催された第77回は、すべてのメニューをビーガン向けにしたことで話題を呼んだ。
菜食主義者であるベジタリアンが卵や乳製品を食べるのに対し、ビーガンは植物に由来する食材しか口にしないため、絶対菜食主義者や純粋菜食主義者などと呼ばれる。近年、食肉や乳製品の加工に関する畜産が大量の温室効果ガスを生み出していることが明らかになっており、2019年に国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、排出量を減らすために肉を食べない食生活への転換を促していた。
この動きを受け、ゴールデングローブ賞を主催するHFPAは、ビーガン向けのメニューの採用を決定。メインディッシュとなる「ホタテの貝柱」は、エリンギで代用するなどの工夫がされている。デザートにも、卵やバター、ゼラチンなど動物由来の食材は一切用いられていない。
会場となったビバリーヒルトン・ホテルのエクゼクティブ・シェフで、1歳の娘の父親でもあるマシュー・モーガン氏は、「この試みに挑戦できたことを誇りに思っています。地球温暖化を抑止しようという強いメッセージを発信できる。娘の世代のために地球を残してあげないといけませんから」とコメントしている。
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