米アカデミー、「キャッツ」VFX修正版の提出を許可
2019年12月27日 09:00
[映画.com ニュース]アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミー(AMPAS)が、視覚効果(VFX)に改善を加えた修正版「キャッツ」を、本年度アカデミー賞の候補対象作として受け入れる決定を下したことが、米Wrapによってわかった。
世界累計観客動員数8100万人を記録した大ヒットミュージカルを、「英国王のスピーチ」のトム・フーパー監督のメガホンで実写映画化した本作。12月20日(現地時間)に全米での公開がスタートした直後、製作・配給元の米ユニバーサル・ピクチャーズによって修正版と差し替えられるという異例の事態を迎えていた。
修正が加えられたのは視覚効果の部分のみで、本編の内容や上映時間に変更はなく、サーバー経由でダウンロード可能な劇場に関しては公開から2日後の22日に、それ以外の劇場は4日後の24日までにハードドライブで修正版が届けられたという。
AMPASのアカデミー賞選考ルールには、「ノミネート選考の対象となるのは、ロサンゼルスの劇場における公開初週7日間に上映されたバージョンのみであり、公開後7日間を過ぎて本編に追加・修正・変更を加えた場合は、対象外として選考から除外する」と記されており、現にクエンティン・タランティーノ監督の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」は、新たなシーンを加えたエクステンデッド版が10月に全米で限定公開されたものの、オリジナル版のみが選考対象となっている。
公開7日間以内での修正という前例のない事態に、アカデミーがどう対応するか注目されていたが、12月23日(現地時間)、アカデミーは同サイトに「修正版『キャッツ』をノミネート選考対象作品として認める」とコメントした。
なお、同サイトが関係者から入手した話によれば、本作は奇しくもアカデミー賞視覚効果賞の最終候補10本に残っているとのこと。「アベンジャーズ エンドゲーム」や「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」、「ライオン・キング」といった強敵を相手にノミネートを勝ち取ることができるのか、間近に迫ったノミネート発表に注目が集まる。
「キャッツ」は、2020年1月24日から全国で公開。
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