「キャッツ」リハーサルとらえたメイキング映像 トップアーティストたちが生み出す“魔法”とは?
2019年12月25日 13:00

[映画.com ニュース]ミュージカルの金字塔を映画化する「キャッツ」のダンスメイキング映像がお披露目された。緊迫したリハーサルの光景が切り取られ、多彩なジャンルから選び抜かれたトップアーティストたちのスタイルが融合し、互いの芸術を高め合いながら“魔法”のように作品が結実していくさまが映し出されている。
全世界累計観客動員は8100万人、日本公演数は通算1万回を記録したミュージカル「キャッツ」。映画版では「レ・ミゼラブル(2012)」のトム・フーパー監督がメガホンをとり、巨匠スティーブン・スピルバーグと、「オペラ座の怪人」などで知られる世界的作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーが製作総指揮に名を連ねた。満月が輝く夜、ロンドンの片隅にあるゴミ捨て場に集まる個性豊かな猫たちの“一生に一度の特別な一夜”を描き出す。
「Breaking The Rules」と題されたメイキング映像では、猫のように軽やかに舞い踊るため、キャストたちが切磋琢磨するダンスリハーサルの裏側をキャッチ。真剣な表情から現場の緊張感がにじむ一方で、お金持ちでグルメな猫バストファージョーンズ役のジェームズ・コーデンが「大勢の人が猫になりきるなんて荒唐無稽に聞こえるけど、だからこそ最高に楽しいんだ」と語る通り、前代未聞の挑戦を心から楽しんでいる様子も感じられる。
主人公の白猫ヴィクトリア役のフランチェスカ・ヘイワードは、「猫の軽やかさを表現するのにバレエの動きが役立った」と、英国ロイヤルバレエ団のプリンシパルダンサーを務める自身の経験が役づくりに生きたことを明かす。さらに、自由奔放でワイルドなラム・タム・タガーを演じ、歌手、ダンサー、俳優として活躍するジェイソン・デルーロは「新たなステップやジャンルを取り入れた」と共演者から様々な刺激を受けたといい、「魔法を生み出した」と作品への自信をのぞかせた。
12月20日の全米公開前に行われたワールドプレミアには、フーパー監督と豪華キャスト陣が勢ぞろい。フーパー監督は「『キャッツ』は優しさの持つ力を歌い上げる作品。今の時代に学ぶところは多い。キャッツたちが新たにやって来た白猫ヴィクトリアから、優しさの大切さを学ぶ物語だからね」と解説した。さらに、テイラー・スウィフトとウェバーが共同製作した新曲「Beautiful Ghosts」は第77回ゴールデン・グローブ賞の主題歌賞にノミネートされており、スウィフトは「この曲がノミネートされたことは、この一年の中でも本当に大きなこと! 素晴らしい音楽チームと働くことができて良かった」とコメントを寄せている。
「キャッツ」は、2020年1月24日から全国で公開。
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