“最愛の人が自分を知らない”世界を描いた「ラブ・セカンド・サイト」20年5月公開
2019年12月19日 07:00
[映画.com ニュース] フランスで大ヒットを記録した「あしたは最高のはじまり」のユーゴ・ジェラン監督と、「エール!」の製作陣がタッグを組んだ「Love at Second Sight(原題)」が、「ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから」の邦題で、2020年5月1日から公開されることが決定。あわせて「もう一つの世界で、“愛”を知る――」というコピーが添えられたティザービジュアルと特報がお披露目された。
本作は、若くして結婚したジェラン監督が、自身の結婚生活を見直すことで生まれたオリジナルラブストーリー。物語の中心となるのは、高校時代、ひと目惚れから結婚したラファエルとオリヴィア。人気SF作家として多忙な日々を送るラファエルと、小さなピアノ教室を開くオリヴィアの夫婦生活はすれ違いが続いていた。大喧嘩をした翌朝、見覚えのない部屋で目覚めたラファエル。そこは、彼がしがない中学教師、オリヴィアは人気ピアニストとして活躍する、立場が逆転した“もう一つの世界”だった。そして、その世界のオリヴィアは、ラファエルのことを知らなかった。
主人公ラファエルを演じるのは、第72回カンヌ国際映画祭で前途有望な若手俳優に贈られる「ショパール・トロフィー」を受賞したフランソワ・シビル。20年1月17日に公開される「私の知らないわたしの素顔」で大女優ジュリエット・ビノシュと共演している、フランスで今最も注目される俳優のひとりだ。ヒロインのオリヴィア役は、キュートなルックスとフランスの名門校を卒業した経歴も持つジョセフィーヌ・ジャピ(「最後のマイ・ウェイ」)。シビルとジャピは、本作での共演をきっかけに交際へと発展しており、2人の息の合った演技に注目が集まっている。
特報は、“もう一つの世界”に迷い込んだラファエルが状況を飲み込めず、ショックを受ける光景から始まる。やがて、人気ピアニストになっていたオリヴィアと会うものの、「お名前は?」と聞かれてしまい“彼女が自分を知らない”という現実を目の当たりに。結婚10年目、一緒にいることが当たり前になっていたオリヴィアの大切さに気づき、悲しげな表情を浮かべるラファエル。その姿とは対照的に描写される“幸せな思い出”とのギャップが、切ないラブストーリーへの期待をかき立てる。
「ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから」は、20年5月1日から東京・新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開。
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