デイジー・リドリー「SW スカイウォーカーの夜明け」で明かされるレイの出生の秘密は「とてもクール」
2019年12月17日 10:00
[映画.com ニュース] 「スター・ウォーズ フォースの覚醒」からの3部作で主人公レイを演じるデイジー・リドリーが来日。先に行われた来日会見で、「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」でレイの出生の秘密が解き明かされることを明言し、興奮と“ネタバレ厳禁”の狭間で苦悩しながらインタビューに応じた。(取材・文/編集部、写真/堤博之)
もう最悪だった……なんてね(笑)! 思っていたよりずっと笑える、ユーモアのある作品になっています。レイにはダークなことが待ち受けていると身構えて撮影に入ったのですが、実際の撮影現場はアドベンチャーな部分も含めて大声で笑っていることもあったくらい、喜びにあふれていたんです。もちろん物語の展開には感動させられるし、視覚効果もゴージャスなので、どなたがご覧になっても少なくともひとつは気に入る部分を見つけていただけると思います。
正直、出演した作品すべてが完璧に期待通りの出来だと思えるわけではないです。でも、今作においては完全に満足していると言えます。撮影の段階から最高の経験でした。脚本も演技も撮影も音響も、すべてが現場ですでに素晴らしくて満足していたので、完成品を見るときのプレッシャーは少なかったです。そしてその分、私自身が純粋に作品を楽しむことができました。
本当に驚きましたね。ネタバレになるので理由は言えませんが……。ただ私としては、以前からレイの出生の秘密よりも、レイが今自ら選んだ場所がどこなのかが大切だと信じています。とはいえ「レイの両親は誰か」という、皆さんがワクワクしている事柄の中心にいるのは楽しいですね(笑)。今作でその答えが明かされますし、とてもクールな展開ですよ。
そうですね、違う……かもしれないし、そうかもしれないです。これ以上は言えません(笑)!
難しい質問ばかりですね(笑)! はい、重要です。レイという、複雑な部分があるにせよライトサイドの強い力を持ったキャラクターを演じるのは楽しいことです。でも、ときには闇の者を演じるのも楽しい。なので、あの演技は楽しかった、とだけ言っておきます。
実は、もう自分とレイの境界線を見極めるのが難しくなっています。私はレイのように世界の運命を背負っているわけではないので、彼女ほど勇敢でヒロイックでなければならないということはないですが。私は良くも悪くも、何事にも100%の力でぶつかっていく性格です。もしかしたら、それがレイのキャラクターや彼女が歩む旅路にも影響しているかもしれません。
そういった重みを感じることはあまりないです。レイは、外見こそ私ですが、衣装さんやヘアメイク、脚本、本当にたくさんの方の力があって作られているキャラクターであり、皆でこの美しい“責任”を分かち合っていますから。でも、誰かに影響を与えているという事実には感動します。
確かにふたりには特別なつながりがあります。実は、今朝J・J(・エイブラムス監督)にこの質問にどう答えたらいいか聞いたんです。素晴らしい答えをいただいたので、それを拝借しますね(笑)。レイとカイロ・レンは陰陽の関係です。どんな闇にも少しの光があり、どんな光にも少しの闇がある。だからこそ、お互いに自分のもうひとつの側面を象徴している人物にひかれるのです。ですが、予告編や特別映像に登場するふたりのバトルシーンには、そういった優しさや友情は介在していませんよね。(カイロ・レン役の)アダム(・ドライバー)は素晴らしい役者なので、そういった関係を演じるのは私にとって喜びでした。カイロ・レンは悪だし、見ている方はレイにダークサイドに行ってほしくないと思うでしょうが、同時にこのふたりの関係性は魅力的なものだと思います。今作でカイロ・レンがたどる道のりはかなりダークです。でも、果たしてレイがダークサイドへ落ちてしまうのかは、見てのお楽しみです(笑)。
彼女が私に言ってくれた言葉は、残念ながら記事にできないんじゃないでしょうか……よくない言葉だから(笑)。「スター・ウォーズ フォースの覚醒」で彼女と初めてハグをしました。とても優しくてエモーショナルなシーンだったけれど、そのとき彼女は私の耳元で「こんなにクソ長いハグは初めてよ」って言ったんです。あんなに感動的なシーンでそんなことを言っちゃう方でした(笑)。すごくキャリーらしい瞬間だったと思います。
「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」は、12月20日に世界公開。
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