大沢たかお、2年の休業経て主演した「AI崩壊」は「俳優生命をかけてぶつかった」
2019年12月17日 18:25

[映画.com ニュース] 俳優の大沢たかおが12月17日、都内で行われた主演作「AI崩壊」の完成報告会見に出席。約2年の休業を経て、本作に主演し「メーターが振り切った作品だけをやると決めて戻ってきた。ロマンとエネルギーにあふれた作品で、俳優生命をかけてぶつかった」と並々ならぬ決意を語った。
2030年の日本を舞台に、暴走したAIが生きる価値のない人間を選別して殺害していく恐怖を描いた近未来サスペンス。大沢は医療AI「のぞみ」の開発者であり、AI暴走後には身に覚えのないテロ容疑で追われる天才科学者の桐生浩介を演じ、「近い将来に遭遇するクライシスが、専門家の監修のもと、しっかり脚本に落とし込まれていて、演じながら怖さを感じた」と振り返った。

張り巡らされたAIの包囲網から逃れる役どころで、「スタントさんを用意してくれるのかと思ったら『自分でやれ』と(笑)。3週間ずっと走っていましたね。大変じゃないシーンはなくて、ちゃんと生きて帰れるのかなと思った」。大規模なプロジェクトに身を投じたが、「ハリウッド風の日本映画ではなく、日本映画としての大作じゃなければいけない。僕はトム・クルーズじゃないので(笑)、等身大で見てもらえる主人公を意識した。きっとご覧になる皆さんにも、同じ目線楽しんでもらえるのでは」とアピールした。

完成報告会見には大沢をはじめ、共演する賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、三浦友和、入江悠監督が出席。入江監督はオリジナル脚本も手がけ、「やるなら今しかない題材。この作品をきっかけに、日本映画がオリジナル脚本や、ゼロから作ることに寛容になってくれれば」と強い思い入れ。CGや巨大セットを駆使する一方で、名古屋の完成間もない道路を封鎖しての渋滞シーンや、大阪の巨大地下道での追跡劇など、各地ロケにこだわった撮影について「主人公が追われる物語なので、いろんなシチュエーションで大沢さんに逃げてもらおうと。面白いロケーションがあれば、どこにでも行った」と舞台裏を明かした。
結果的にリアリティある映像が撮れたと自負し「現在と地続きに、10年後の社会と生活がどう変わっていくのか、生々しく受け取ってもらえれば」。現場では大沢とディスカッションを重ねたといい「おかげでキャラクター同士の関係性など、初めて気づかされることもあり、血の通ったキャラクターが生まれた」と話していた。
「AI崩壊」は、2020年1月31日から全国で公開。
(C)2019「AI崩壊」製作委員会
フォトギャラリー
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

片思い世界
【“鑑賞確定”の超期待作】広瀬すず×杉咲花×清原果耶主演×「はな恋」製作陣…そして涙腺崩壊へ
提供:リトルモア

ミッキー17
【前代未聞のオール社畜レビュー】史上最凶のブラック仕事を描いた痛快作…社畜が観たらどうなった!?
提供:ワーナー・ブラザース映画

侍タイムスリッパー
【ついに見放題“最速”配信中!!!】観たかった人も、何度も観た人も今すぐ観て!【ネタバレ厳禁】
提供:JCOM株式会社

この村の住人は、人間を喰ってる――
【衝撃の問題作】異常なクオリティで世界が熱狂…“絶対的支持”の理由を徹底解説!
提供:ディズニー

観ないとぜっったい後悔する
【ラスト5分の破壊力】そして“観たことないシーン”のゲリラ豪雨に、感動を超えてもはや放心状態――
提供:東和ピクチャーズ

映画を安く観たい人、絶対にチェックして!
【映画2000円は高すぎる!!?】知らないと損な“1250円も安く観る裏ワザ”、ここに置いときます
提供:KDDI

厳選した名作“だけ”をあなたに。
【探す時間、ゼロ】家のテレビが「あなただけの24時間シアター」に!(提供:BS10 スターチャンネル)