タランティーノ監督「スター・トレック」から離脱か
2019年12月17日 15:00

[映画.com ニュース] クエンティン・タランティーノ監督が「スター・トレック」からの離脱を示唆した。レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット共演の最新作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」がゴールデングローブ賞3部門にノミネートされるなど、アカデミー賞への期待が高まるなか、タランティーノ監督は米オンラインマガジン「Consequence of Sound」の独占取材を受けた。
タランティーノ監督は、以前から10作品撮ったら引退すると公言している。「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」が9作目に当たるため、次の「スター・トレック」が最後の監督作になるのかと問われ「実は、『スター・トレック』からは離れていくことになる思う」と答えている。
2017年、パラマウント・ピクチャーズとJ・J・エイブラムスの製作会社バッド・ロボットは、タランティーノ監督のアイデアをもとに、「スター・トレック4(仮題)」の準備を開始。「レヴェナント 蘇えりし者」のマーク・L・スミスが脚本を執筆しており、タランティーノ監督は「宇宙を舞台にした『パルプ・フィクション』だ」と説明している。
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」公開時には、自ら監督することに前向きなコメントをしていたものの、それから半年が経過して心境に変化が起きたようだ。ただ、「スター・トレック」からの離脱に関しては、パラマウントやバッド・ロボットとは正式に話し合っていない模様。同作からは関心が離れてしまったようだが、次作の具体的な構想があるわけではないとも語っている。
「変な感じだが、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』が最後の映画のような感じがしている。だから、10本目で大きな表明をしなければいけないというプレッシャーはない。実は同作を執筆しているとき、『いまこの映画をやるべきか?』『他のものをやるべきか?』『これは10作目に残しておくべきじゃないか』と悩んだことがあった。でも『惑星が一直線に並ぼうとしているのを止めるべきじゃない。おまえは宇宙魔人ギャラクタスなのか?』と言い聞かせた。『もし宇宙がやれといっているのであれば、従うべきだ』とね」
なお、パラマウントとバッド・ロボットはもうひとつの「スター・トレック」を準備中で、こちらは「FARGO ファーゴ」や「レギオン」などの人気ドラマを手がけるクリエイター、ノア・ホーリーが脚本・監督を手がけることが発表されている。
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