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サルマーン・カーンが歌とダンスで紡ぐハートウォーミング・マサラムービー、20年2月公開

2019年12月9日 12:00

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歌&ダンスが贅沢に盛りこまれた「プレーム兄貴、王になる」
歌&ダンスが贅沢に盛りこまれた「プレーム兄貴、王になる」
(C)Rajshri Productions cFox Star Studios

[映画.com ニュース]インドの国民的スター、サルマーン・カーンが主演を務める「Prem Ratan Dhan Payo」(原題)が、「プレーム兄貴、王になる」の邦題で、2020年2月21日に公開されることがわかった。豪華絢爛な歌とダンスにのせ、貧乏役者と王子の入れ替わりの物語を紡ぎ、「古き良きボリウッド映画の再来」と称された。

年間製作本数2000本を誇る映画大国インド。経済の隆盛に伴い作品も徐々に洗練され、社会問題を描くものや、派手なCGやアクションを重視するものが増え、歌とダンスを贅沢に盛りこんだ映画が減少していると言われている。そんな流れを変えるかのように、本作では全編を通じて7シーンにもおよぶ歌&ダンスシーンとともに、世界中の舞台や映画で親しまれてきたイギリスの古典小説「ゼンダ城の虜」をベースにした喜怒哀楽のドラマを展開する。

総製作費18億円、1000日以上の準備期間をかけ、荘厳な宮殿や鏡の城のセットを作り上げた。さらに、5000人のエキストラを動員し、15カ月と200日におよぶ大規模な撮影を敢行。おとぎ話の様に華やかで美しい世界を実現させ、インド映画の原点回帰を目指した結果、15年のインド国内興行収入で第3位というヒットを記録した。「バジュランギおじさんと、小さな迷子」のカーンが貧乏役者プレームとヴィジャイ王子の2役を演じ分け、「パッドマン 5億人の女性を救った男」のソーナム・カプールが、聡明なマイティリー王女に扮する。「ホテル・ムンバイ」のアヌパム・カーが共演し、スーラジ・バルジャーティヤ監督がメガホンをとった。

面倒見が良く曲がったことが大嫌いで、周囲からアニキと慕われる下町の貧乏役者プレーム。ある日、憧れのマイティリー王女が、婚約者であるプリータムプル王国・ヴィジャイ王子の王位継承式にやってくることを聞きつけやってきたプレームは、街中で王子の家来にスカウトされる。王子は継承者争いの暗殺事件に巻きこまれ意識不明で、瓜二つのプレームに身代わりになってほしいという。4日後に迫る王位継承に向け、替え玉に仕立てあげられたプレーム。しかし、複雑な関係にある王家の異母兄弟たちやマイティリー王女は、尊大で頑固な王子に心を開いてくれない。初めは大人しく王子を演じていたが、次第に下町育ちの本領を発揮し、真っすぐな心で頑なな人々の心を溶かしていく。

あわせてお披露目されたポスターは、純粋な心で王家の確執を解いていくプレームと、マイティリー王女の今にも踊りだしそうな躍動感のあるポーズを活写。「これぞインド映画! 歌って、踊って、気分スッキリのハートウォーミング・マサラムービー!」というコピーがポップにあしらわれた、多幸感に満ちたビジュアルが完成した。

プレーム兄貴、王になる」は、20年2月21日から新宿ピカデリーほか全国で順次公開。

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