ベン・アフレック、レオポルド2世の実話描く新作を監督
2019年11月27日 11:00

[映画.com ニュース] ベン・アフレックが、1800年代後半にコンゴの土地を略奪したベルギー国王レオポルド2世の実話を描く新作「King Leopold's Ghost(原題)」を監督することがわかった。
米Deadlineによれば、作家アダム・ホックシールドの同名書籍をもとに、「アポカリプト」のファラド・サフィニアが脚本を執筆。アフレックとマーティン・スコセッシ、エマ・コスコフ=ティリンジャーがプロデュースする。
ヨーロッパ諸国が資源確保のためアフリカに狙いを定めていた時代、ベルギー国王レオポルド2世はコンゴに広大な私的植民地を獲得してコンゴ自由国の所有者となり莫大な富を得た。レオポルド2世はコンゴの先住民に天然ゴムや象牙を採取する過酷な労働を強制し、逆らった者たちは次々に手足を切断され、惨殺された人の数は約800万人にのぼったという。
映画は、レオポルド2世に反旗を翻し戦ったコンゴ人たちの実話を描く。彼らの勇気がアフリカ系アメリカ人宣教師とイギリス人ジャーナリスト、そしてアイルランド人スパイの結束につながり、これによってコンゴの恐ろしい実態に世界の目が向けられ、初の人権運動の波が起こった。レオポルド2世の凶行に、マーク・トゥエイン、アーサー・コナン・ドイル、ブッカー・T・ワシントン、ジョセフ・コンラッドといった作家たちが非難の声を上げ、コンラッドは小説「闇の奥」を発表した。
本作はアフレックが数年前から温めてきた企画で、アフレックは東コンゴ難民のための非営利団体「東コンゴ・イニシアティブ」を創設しており、経済的、社会的発展に向けた支援活動を行っている。
アフレックは本作の他に、マクドナルドのモノポリーゲーム詐欺事件を映画化する新作や、第2次世界大戦中に実在した米軍の特殊作戦班を描く新作「Ghost Army(原題)」などの監督作が控えており、どの作品からメガホンをとるのかは明らかになっていない。
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